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レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

がっこうぐらし! の感想と評価(良いところ、悪いところ)

がっこうぐらし!

がっこうぐらし!

著者: 千葉サドル海法紀光

連載: まんがタイムきららフォワード

ジャンル: ドラマサバイバルホラー

評価: 8.9/10

あらすじ

天真爛漫なゆき、しっかり者のくるみ、リーダー格のりーさん、後輩のみーくん。彼女たちは学校に寝泊まりする「学園生活部」のメンバー。……しかし、その穏やかな日常のすぐ外側には、ゾンビが徘徊する絶望的な世界が広がっていた。海法紀光(原作)と千葉サドル(作画)が放つ、日常系とサバイバルホラーの衝撃的マリアージュ。過酷な現実と向き合いながら生き抜く少女たちの絆に、何度も涙腺を崩壊させられる。

良い所

  • 一巻の第一話を読んだ時のあの衝撃は、一生忘れないと思います。可愛いキャラクターとほのぼのした日常描写からの、あの絶望的な見開きページ……漫画の演出として完璧すぎました。
  • 単なるゾンビパニックものや「可愛い女の子が酷い目に遭う」だけの作品ではありません。過酷な状況下で、彼女たちがどうやって精神を保ち、助け合い、成長していくかを描いた素晴らしい人間ドラマです。
  • ゆきの「幻覚」という設定が、最初は現実逃避に見えて痛々しいのですが、物語が進むにつれてそれが仲間たちを絶望から救う重要な役割を果たしていく展開に、ボロ泣きしました。
  • 画面のあちこちに散りばめられた伏線や不穏な描写を探すのが楽しく、一度結末を知ってから読み返すと「ここで既にこんな描写が!」と気づかされる、考察しがいのある作品です。
  • めぐねえ(先生)の存在感が圧倒的です。彼女が残した言葉や想いが、絶望的な状況でも生徒たちを前に進ませる原動力になっていて、彼女のエピソードは何度読んでも泣けます。

悪い所

  • 日常系の可愛い絵柄に惹かれて読むと、あまりにも残酷で絶望的な状況に精神的なダメージを受ける可能性があります。特にキャラクターへの感情移入が強い人は注意が必要です。
  • 中盤以降、学校の外へ出る展開になってからは、ゾンビパニックものとしての設定やご都合主義的な展開に少しリアリティラインのブレを感じる読者もいるようです。
  • ゆきの精神状態(幻覚を見ている状態)の描写が、痛々しすぎて見ていられないと感じる時期がありました。彼女の回復を祈りながら読むのが辛かったです。
  • サバイバル要素について、「高校生の女の子だけでどうやって生き延びているのか」という部分にツッコミを入れ始めると、フィクションの嘘が気になってしまうかもしれません。
  • 物語のスケールが大きくなるにつれて、初期の「学校という閉鎖空間でのじわじわとした恐怖」が好きだった人には、少し雰囲気が変わってしまったように感じられる部分があります。

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