レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
MAJOR 2nd の感想と評価(良いところ、悪いところ)
MAJOR 2nd
著者: 満田拓也
連載: 週刊少年サンデー
評価: 8.2/10
あらすじ
伝説の投手・茂野吾郎の息子である大吾は、偉大な父への憧れと二世という重圧、そして自分自身の才能のなさに絶望し、一度は野球を辞めていた。しかし、小6の春に転校してきた佐藤寿也の息子・光との出会いが、止まっていた彼の運命を再び動かし始める。前作とは対照的に、凡才である大吾が捕手として、仲間と共に悩み、泥臭く成長していく姿を描く。中学編では女子部員との共闘や複雑な人間模様も加わり、新しい形の野球漫画へと進化。親から子へ受け継がれる絆と、持たざる者が知恵と勇気で夢を追いかける、新世代の熱血野球ストーリーの傑作!
良い所
- 前作の吾郎のような超人じゃない、才能に悩む凡人の大吾が主人公なのがすごくリアルで共感できました。二世ならではの苦悩を乗り越えて、キャッチャーとして自分の居場所を見つける姿に何度も熱くなりました。
- 吾郎と寿也の息子たちがバッテリーを組む展開は、旧作ファンとして本当に胸が熱くなって最高です!親世代の絆が次世代に受け継がれていく様子を丁寧に見守ることができて、毎回読むのが幸せでたまりません。
- 中学編から女子選手が中心のチームになる構成が、今の時代らしくて凄く新鮮で面白いです。パワー負けする分、頭脳やチームワークで補う野球の描き方が秀逸で、女の子たちが必死にプレーする姿も可愛くて大好きです。
- 捕手という地味ながら重要なポジションからチームを導く大吾の成長っぷりが素晴らしいです。心理戦や戦術の面白さが際立っていて、ただ投げて打つだけじゃない野球の奥深さにどっぷりハマってしまいました。
- 佐藤光くんとの複雑な関係性や再会シーンには、思わず涙が溢れました。スポ根要素だけでなく、少年少女の繊細な心の揺れ動きも丁寧に描かれていて、一生懸命な彼らを全力で応援したいという気持ちになれる名作です。
悪い所
- 前作の圧倒的な無双劇が好きだったので、主人公の大吾がずっとウジウジ悩んでいたりスランプが長かったりする展開には正直イライラしてしまいました。もっとスカッとするような快進撃を早く見せてほしかったです。
- 中学編で女子ばかりの野球部になる設定が、私には少しファンタジーすぎてリアリティを感じられませんでした。ハーレム漫画のような雰囲気もあって、昔のような硬派で泥臭いスポーツ漫画を期待していたので残念です。
- 佐藤光くんの家庭環境や彼の性格が変わっていく様子が、あまりにも不穏で暗すぎて読んでいて精神的に疲れました。少年漫画らしい明るく爽快な青春ストーリーを求めている私には、少し重たい展開が多すぎます。
- 1つの試合が非常に長引くことが多く、物語のテンポが遅く感じて途中で飽きてしまいました。休載が多い時期もあって熱量が維持しにくく、もう少しサクサクとストーリーを進めてほしかったのが正直なところです。
- 登場人物たちが二世としてのプレッシャーばかり口にするので、少し食傷気味になりました。才能がないことを強調しすぎるあまり、努力の報われなさが際立っていて、読んでいて少し悲しい気持ちになってしまいます。
同じジャンルの漫画
該当作品はありません。
