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魔人探偵脳噛ネウロ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
魔人探偵脳噛ネウロ
著者: 松井優征
連載: 週刊少年ジャンプ
評価: 8.7/10
あらすじ
『魔人探偵脳噛ネウロ』は、謎を食糧とする魔人・脳噛ネウロが人間界に現れ、女子高生・桂木弥子を表向きの探偵役に据えて数々の猟奇的事件を解決していく物語。ネウロは人間の犯罪に潜む“謎”を糧とし、弥子は人間らしい視点で事件に向き合う。二人の奇妙なコンビが、異常犯罪者や強大な敵と対峙しながら成長していく姿を描く。
良い所
- ネウロの圧倒的な存在感と弥子の人間らしさの対比が鮮烈で、二人の関係性に引き込まれた。
 - 犯人の心理描写が異常なまでに丁寧で、ただの推理漫画を超えた迫力を感じた。
 - ギャグとシリアスの落差が絶妙で、緊張感の中に笑いが差し込まれる構成が心地よかった。
 - 松井優征の独特な画風と演出が、事件の不気味さや狂気を強烈に表現していて印象に残った。
 - 物語が進むにつれてスケールが大きくなり、推理からバトルへと展開する流れが熱かった。
 
悪い所
- 推理要素はあくまで形式的で、本格ミステリーを期待すると肩透かしを感じた。
 - 残虐描写が多く、グロテスクさに抵抗を覚える場面があった。
 - ネウロが万能すぎて、事件解決に緊張感が薄れることがあった。
 - 後半はバトル展開が中心となり、初期の推理要素が薄れてしまったのが残念だった。
 - キャラクターの癖が強すぎて、好みが分かれると感じた。
 



