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黒執事 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
黒執事
著者: 枢やな
連載: 月刊Gファンタジー
評価: 8.9/10
あらすじ
19世紀末の英国を舞台に、名門貴族ファントムハイヴ家の少年当主シエルと、彼に仕える悪魔執事セバスチャンの物語。シエルは女王の裏の仕事を請け負い、数々の事件を解決していく。完璧な執事であるセバスチャンは契約に基づき、シエルの魂を報酬に彼を守り抜く。華麗な執事の振る舞いと、闇に満ちた陰謀が交錯するゴシック・ダークファンタジー。
良い所
- セバスチャンの完璧な執事ぶりが圧倒的で、読むたびに惚れ惚れした。
- ヴィクトリア朝の雰囲気が丁寧に描かれていて、世界観に没入できた。
- シエルの冷徹さと脆さのギャップが魅力的で、物語に深みを与えていた。
- 事件の推理要素がしっかりしていて、ミステリーとしても楽しめた。
- 作画が美麗で、衣装や背景の細部までこだわりを感じた。
悪い所
- ストーリーが複雑で、登場人物の関係を把握するのに時間がかかった。
- シリアスな展開が続き、軽快さを求めると重苦しく感じる部分があった。
- 長期連載のため、展開が引き延ばされているように感じる巻もあった。
- キャラクターの心理描写が浅く、感情移入しづらい場面があった。
- ゴシックな雰囲気が強すぎて、ライトな読者には敷居が高く感じた。




