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レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

約束のネバーランド の感想と評価(良いところ、悪いところ)

約束のネバーランド

約束のネバーランド

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著者: 出水ぽすか白井カイウ

連載: 週刊少年ジャンプ

ジャンル: ミステリーサスペンス心理戦ダークファンタジー

評価: 8.8/10

あらすじ

グレイス=フィールドハウスで幸せに暮らす孤児たち。しかし、彼らが慕う「ママ」の正体は、子供たちを「食料」として鬼に献上する飼育監だった。エマ、ノーマン、レイの3人は、絶望的な運命から逃れるため、命がけの脱獄計画を練る。白井カイウ×出水ぽすかが放つ、衝撃の脱獄サスペンス。知略の限りを尽くした頭脳戦と、明かされる世界の真実。出口なき森の先に、希望はあるのか。

良い所

  • 「幸せな孤児院が実は食用児の飼育場だった」という衝撃的な導入から、一気に物語の虜になりました!エマたちの、絶望に屈せず知略の限りを尽くして鬼と対峙する姿に、毎話心臓が飛び出るほどの緊張感を味わいました。
  • ノーマン、レイ、エマの3人の、異なる才能が絡み合う頭脳戦が圧巻です。敵であるママ・イザベラとの高度な心理戦や、ハウスに隠された仕掛けを逆手に取る展開など、少年漫画の枠を超えたサスペンスのキレが凄い。
  • 出水先生の「幻想的かつ不気味な独自の世界観」を描き出す圧倒的な画力が素晴らしい。鬼のデザインの恐怖感や、森の奥行き、および子供たちの決死の表情が、物語の緊迫感を何倍にも引き立てる傑作だと思います。
  • 「家族全員で逃げる」という、非情な現実に対するエマの理想が、物語の熱い原動力になっています。甘いと言われながらも、仲間を信じ抜く彼女の強さが、過酷な世界の中で唯一無二の希望の光として輝いていました。
  • 脱獄編から世界編へ、物語のステージが変わるたびに明かされる世界の真実に驚かされ続けました。自分たちが何者で、なぜこの世界が存在するのか。その謎を解き明かすプロセスが、知的興奮を絶えず提供してくれます。

悪い所

  • 「脱獄編」の完成度があまりに高すぎたため、外の世界に出てからの展開に、少し勢いの衰えを感じてしまう時期がありました。知略戦からバトル漫画的な要素が強まり、初期の極限状態の緊張感が薄れたのが少し残念。
  • 物語の後半、一部の解決策が「ご都合主義的」に感じられる場面がありました。絶体絶命のピンチを、エマの強い想いや偶然の助けで乗り切る展開が増えたことで、初期のロジカルな面白さが減退した印象を抱きました。
  • キャラクターの離脱と再会のペースが速く、一人ひとりの心情の変化に共感が追いつかないことがありました。ノーマンの変貌の過程は、もっとじっくりと彼の孤独と葛藤を掘り下げてほしかったなというのが本音。
  • 鬼側の事情や社会構造の解説が長く続く回があり、物語のテンポが損なわれているように感じることがありました。設定の深さは魅力ですが、もっとエマたちの冒険の躍動感を、常に最前面で見たかったです。
  • 結末の「約束」の内容と、その後の代償の描き方に、不完全燃焼な印象を抱いた読者もいたはずです。壮大な物語だっただけに、もう少し丁寧に、彼らが手に入れた「自由」の重みをじっくりと味わいたかったです。

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