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スマイリー の感想と評価(良いところ、悪いところ)

スマイリー

スマイリー

著者: 服部 未定

連載: 週刊漫画ゴラク

ジャンル: ミステリー心理ドラマホラーサスペンス

評価: 8.3/10

あらすじ

『スマイリー』は、愛娘を事故で失い妻とも離れたフリーライター・鴨目友司が、音信不通になった妻の手がかりを求めて新興宗教団体「心笑会」に偽名で潜入するサスペンス漫画である。信者に常に笑顔を求める異様な教団の内部で、教祖と信者たちの狂気や教団の闇が次第に明らかになる。緊迫した心理描写と不気味な空気感が物語を支え、宗教的狂信と家族の絆のはざまで葛藤する主人公の姿が重厚に描かれていく。全11巻で完結し、重たいテーマながら先の読めない展開が読者を惹きつける。

良い所

  • 教団内部の異様な空気と笑顔の恐怖が画面からダイレクトに伝わり、読みながら緊張感が途切れなかった。
  • 主人公の心情描写が丁寧で、喪失と再生を追うサスペンスとして深く感情移入できた。
  • 先が読めないストーリー展開で、一度読み始めると止まらず一気に全巻読み進めた。
  • 脇役たちの過去や背景も丁寧で、単なる教団モノに終わらない人間ドラマとしての厚みを感じた。
  • 画力が高く不気味さとリアリティのバランスが絶妙で、ホラー要素が好きな自分でも夢中になった。

悪い所

  • テーマが重く、宗教に対する恐怖や陰惨さが強烈すぎて途中で読むのを休んでしまった部分があった。
  • 登場人物が多く背景が複雑で、誰がどの立場なのか最初は把握しづらかった。
  • 絵のリアルさが恐怖演出に寄りすぎており、苦手な場面ではそっ閉じしてしまった。
  • 物語がダークな展開中心のため、軽い気持ちで読みたい人には向かないと感じた。
  • 教団側の反撃描写がやや弱く、後半の緊張感が中盤ほど続かなかったと感じた。

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