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カラダ探し の感想と評価(良いところ、悪いところ)

カラダ探し

カラダ探し

著者: 村瀬克俊Welzard

連載: 少年ジャンプ+

ジャンル: ミステリーデスゲームホラーサスペンス

評価: 8.5/10

あらすじ

「ねぇ、私のカラダ探して」。学校で友人の遥からそう告げられた明日香たち6人は、深夜の校舎へと強制的に召喚される。そこに現れたのは、無残に殺戮を繰り返す「赤い人」。殺されても朝には再び昨日が始まる死のループの中、バラバラにされた友人のカラダをすべて集めなければ、終わらない地獄が続く。絶望のループホラーが開幕!

良い所

  • 深夜の校舎で「赤い人」に追い詰められる恐怖が凄まじく、毎話心臓が飛び出しそうになりました!ホラー演出のキレが抜群で、あの不気味な歌声が脳内にリフレインしてくるような、圧倒的な没入感を味わえます。
  • 死に戻りを繰り返しながら、少しずつ「カラダ」の場所を突き止めていく謎解き要素に夢中になりました。ゲームのような戦略性と、緻密に張られた伏線が回収されていく過程に、知的な興奮が止まりません。
  • 極限状態の中で育まれる、明日香たち6人の深い絆と恋愛模様に何度も涙しました。ただ怖いだけでなく、明日がないかもしれないという絶望の中で、お互いを信じ抜こうとする彼らの青春が本当に尊くて眩しかったです。
  • 村瀬克俊先生の描く、美男美女と凄惨なホラー描写のギャップが最高に格好いいです!特に「赤い人」の不気味さと、生徒たちが惨殺されるシーンの容赦なさに、ホラー漫画としての本気を感じて痺れました。
  • ループごとにルールが少しずつ変わる緊張感があり、最後まで飽きることなく一気に読み進められました。最終回に向けた怒涛の伏線回収と、あの切なくて衝撃的な結末には、しばらく立ち直れないほどの感動を覚えました。

悪い所

  • 「死んでもリセットされる」という設定に慣れてしまうと、キャラクターが殺されるシーンでも緊張感を感じにくくなる時期がありました。死の重みが薄れて、ただの作業のように見えてしまう瞬間が少し残念です。
  • 物語の中盤、ルールが複雑化しすぎて、今何が起きているのか把握しづらくなることがありました。ホラーとしての純粋な怖さよりも、設定を読み解くパズルのような面白さに寄ってしまった印象を受ける回も。
  • 一部のキャラクターの行動が、ホラー映画のテンプレのように非合理的で、読んでいてイライラしてしまう場面がありました。もっと賢く立ち回って!と、もどかしさを感じるシーンがいくつかあったのが不満です。
  • 全17巻というボリュームは、ホラーとしては少し長すぎる気がします。同じような展開のループが続くと、さすがに中だるみを感じてしまったので、もう少しコンパクトにまとめても良かったかなというのが正直な感想です。
  • 結末の持っていき方が少し強引というか、SF的な要素が強まりすぎて、初期の純粋な「学校の怪談」的な雰囲気を期待していた自分には、少し期待と違う着地点に感じられてしまいました。好みは分かれそうです。

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