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死役所 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
死役所
著者: あずみきし
連載: 月刊コミック@バンチ/コミックバンチKai
評価: 8.8/10
あらすじ
死後の世界に存在する「死役所」を舞台に、自殺・他殺・事故死など様々な最期を迎えた人々が、生前の行いや後悔と向き合いながら成仏への手続きを進めていく物語。淡々とした窓口業務の裏で明かされる人生の真実が、読者の価値観と倫理観を鋭く揺さぶる。
良い所
- 一話完結形式が多く、短編でも強烈に心に残るエピソードが多い。読後に必ず考えさせられる。
- 生と死、罪と救いを真正面から描いていて、感情を抑えた演出が逆に胸に刺さる。
- 主人公・シ村の過去が少しずつ明かされていく構成が巧みで、続きが気になって止まらない。
- 綺麗事で終わらせない展開が多く、人間の弱さや醜さも含めてリアルに描いている。
- 社会問題や家族関係をテーマにした話が多く、大人こそ読むべき漫画だと感じた。
悪い所
- 重いテーマが続くため、精神的に疲れることがあり、気軽には読みにくい。
- 救いのない結末も多く、読後感が悪いと感じるエピソードがある。
- 話によって当たり外れがあり、印象に残らない回も正直存在する。
- 説明が少なく読者に委ねる部分が多いため、消化不良に感じることがあった。
- 全体的に暗い雰囲気が続くので、明るい展開を期待すると合わない。
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