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最終更新日:

アオのハコ の感想と評価(良いところ、悪いところ)

アオのハコ

著者: 三浦糀

連載: 週刊少年ジャンプ

ジャンル: スポーツ青春ラブコメ

評価: 8.8/10

あらすじ

男子バドミントン部の高校一年生は、毎朝すれ違う一学年上のバスケ部の先輩に片思いしていた。ある春、先輩の親が海外へ転勤することになり、思いがけず同じ屋根の下で暮らす日々が始まる。ふさわしい男になろうと部活へ打ち込み、インターハイを本気で追いかける主人公。だが中学からの親友である新体操部の少女も彼への想いを自覚し、三人の距離は少しずつ揺れていく。やがて主人公は募る想いを言葉にして、遠かった相手との距離がふっと動き出す。恋も部活もどちらも手を抜かない。息が詰まりそうな緊張と、こそばゆい甘さと、うまくいかない苦さが同じ画面に同居する。眠っていた朝が特別に変わる、みずみずしい同居青春!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 恋の行方だけでなく、勝ちにこだわって部活へ本気で打ち込む姿まで丁寧に味わいたい人
  • 派手な展開を追うよりも、試合の後や日常でふと揺れる繊細な心の動きをじっくり味わいたい人
  • 甘さと苦さが入り混じる、変に飾らない現実味のある青春の空気にじっくり浸っていたい人

向いていない人

  • もどかしさより、関係がテンポよく進んでいくスピード感のあるラブコメをすっきり楽しみたい人
  • 恋愛の描写より、勝負にとことんこだわる本格的なスポーツ漫画として読み応えを求めている人
  • 主人公がなかなか踏み出せずに足踏みする、じれったい片思いの描写が苦手に感じてしまう人

良い感想・レビュー

  • 恋愛ものだと主人公が恋一色になりがちなのに、この作品は部活の熱もちゃんと残っていて読みやすかった。周りの若者たちの青春もまとめて描くから、爽やかさと甘さと苦さが同居する空気が好きだ。
  • 縮まりそうで縮まらない微妙な距離感がたまらない。関係が深まるほど相手の新しい一面が見えてくる描き方に、社会人になってからこんなに純愛でドハマりする青春漫画に出会うとは思わなかった。
  • とにかく絵が丁寧で、どの場面を切り取っても崩れない。アニメでも原作の絵をそのまま動かしてくれるのが嬉しくて、綺麗な作画のまま動くキャラを眺めているだけで満たされる気持ちになりました。
  • 派手なギャグもお色気も過酷な展開もない。それでも試合後の気持ちや、先輩と比べてしまう小さな心の揺れが、微妙な心境の変化がそっとしみてくる感じで、読んでいて何度もうなずいてしまった。
  • 登場人物の余白が好きだ。みんな何を考えているのかはっきり書かれない分、こっちが勝手に想像してドギマギできる。読者に想像させる余白があるおかげで、何度読み返しても飽きない作品だと思う。

悪い感想・レビュー

  • 両想いになってからは、正直に言うと恋愛の話が迷走気味に感じた。もう気持ちが通じ合った後だから仕方ないのかもしれないけれど、両想い後に失速する物語のもどかしさが、どうにも拭えない。
  • 絵は繊細で綺麗なのに、全体的に薄味でジャンプらしさは薄いと感じた。キャラが爽やかすぎて逆に掴みどころがなく、あっさりしすぎたスポーツ描写も物足りなくて、人気の理由が正直よくわからなかった。
  • 少年誌の連載なのに、構成は完全に少女漫画寄りだと思った。部活の要素が薄くて恋愛が中心で、片思いでうじうじする主人公を延々と見せられるのは、自分が読みたい少年漫画とは違う気がする。
  • 一番魅力が詰まっているはずのヒロインなのに、良さがいまいち掴めなかった。年上なのに言動が幼く見えてしまう先輩で、どの段階で相手を好きになったのかも曖昧に感じて、感情移入しづらかった。
  • あるクラスメイトの言動がどうしても苦手だった。片方に寄り添うのはいいけれど、好きな人がいると知らずに主人公を一方的に責める場面は、相手の気持ちを無視した理屈に見えて納得できなかった。

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