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久保さんは僕を許さない の感想と評価(良いところ、悪いところ)

久保さんは僕を許さない

久保さんは僕を許さない

著者: 雪森寧々

連載: 週刊ヤングジャンプ

ジャンル: 日常青春ラブコメ学園

評価: 8.8/10

あらすじ

『久保さんは僕を許さない』は、存在感が極端に薄い高校生・白石純太と、彼を放っておかないヒロイン・久保渚咲の日常を描くラブコメ漫画。誰にも気づかれない白石にちょっかいを出し続ける久保さんとのやり取りを軸に、クラスメイトや家族との交流、少しずつ変化していく関係性が丁寧に描かれる。静かで優しい空気感と、微細な感情の揺れを楽しめる作品として高い人気を誇る。

良い所

  • 白石の影の薄さと久保さんの距離感が絶妙で、静かなのにずっとニヤニヤしながら読んでしまった。
  • 大きな事件が起きなくても感情の変化が丁寧で、1話ごとの満足度がとても高い。
  • 久保さんの優しさと悪戯心のバランスが可愛すぎて、ラブコメとして完成度が高いと感じた。
  • セリフや間の取り方が上手く、日常会話だけでここまで面白くできるのがすごい。
  • 白石が少しずつ周囲と関われるようになる過程が自然で、読後に温かい気持ちになった。

悪い所

  • 物語の進行がかなりゆっくりなので、テンポの良い展開を期待すると物足りなく感じた。
  • 設定がほぼ固定されているため、中盤は似た展開が続く印象を受けた。
  • 刺激的な展開や強いドラマ性が少なく、淡々としすぎていると感じる回もあった。
  • 白石のキャラクターが控えめすぎて、感情移入しにくい場面があった。
  • 終始やさしい空気感なので、好みが分かれるタイプのラブコメだと思った。

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