レビュー著者: 漫画よしあし
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可愛いだけじゃない式守さん の感想と評価(良いところ、悪いところ)
良い所
- 「可愛い彼女が時折見せる、イケメンすぎる格好良さ」のギャップが破壊力抜群です!和泉くんのピンチに颯爽と現れ、凛々しい表情で彼を守る式守さんの姿に、性別を超えて誰もが惚れてしまう魔力があります。
- 不運体質で弱々しく見える和泉くんの、「実は誰よりも芯が強く誠実な性格」が素晴らしい。式守さんに守られるだけでなく、彼なりに彼女を支えようと奮闘する姿に、二人の対等で深い愛情を感じて癒やされます。
- 真木先生の「式守さんの表情の描き分け」が神懸かっています。乙女モードの可愛らしい瞳と、イケメンモードの鋭く射抜くような視線の落差が凄まじく、一コマの絵としてのパワーに圧倒されること間違いなし。
- 脇を固める仲間たちとの友情エピソードも温かく、作品全体の空気感がとてもポジティブです。嫌なキャラが一人もいなため、二人の幸せを純粋に祝福しながら、安心して読み進められる心地よさが最大の魅力。
- 二人の関係が最初から出来上がっているため、「付き合った後の、より深い信頼の構築」をじっくり味わえます。日常の些細な出来事を通じて、お互いがかけがえのない存在であることを再確認する描写が丁寧で秀逸。
悪い所
- 和泉くんの不運体質や「守られヒロイン」ぶりが、人によっては情けなく見えてイライラを感じてしまうかもしれません。彼自身の成長も描かれますが、式守さんの格好良さを引き立てるための役回りに見えることも。
- 物語に大きな波乱やすれ違いがないため、刺激的な展開を求めている読者には物足りなく感じられます。ひたすら二人の尊さを愛でる作品なので、変化のなさを「平和」と捉えるか「飽き」と捉えるかで評価が分かれます。
- 式守さんの「イケメンモード」の演出が少し過剰で、中盤以降は予定調和に感じられることがありました。決め顔のパターンが定着してしまい、初期の驚きや衝撃が薄れてしまったのが少し惜しい点。
- サブキャラクターたちの恋愛や友情にも焦点が当たりますが、「主役二人の描写をもっと見たい読者」にとっては、横道に逸れているように感じるエピソードもありました。群像劇としてのバランスに好みが分かれる。
- 設定のリアリティを突き詰めると、少しファンタジー過ぎるように映る瞬間があります。不運すぎる和泉くんと、完璧すぎる式守さん。この極端なキャラ設定を「愛」として受け入れられるかが境目。




