レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
それでも歩は寄せてくる の感想と評価(良いところ、悪いところ)
それでも歩は寄せてくる
著者: 山本崇一朗
連載: 週刊少年マガジン
評価: 8.4/10
あらすじ
田中歩は、将棋部部長の八乙女うるしに一目惚れし、彼女に勝って告白するため将棋部に入部した。初心者である歩はなかなかうるしに勝てないが、盤外ではストレートに好意を伝える言葉を連発し、逆にうるしをドギマギさせてしまう。二人だけの部活から始まり、徐々に個性的な仲間が加わりながら、ゆっくりと進展していく二人の関係性。勝負の行方と恋の駆け引きが交差する、「からかい上手の高木さん」の山本崇一朗が贈る大ヒットラブコメディ。果たして歩はうるしに勝利し、想いを伝えることができるのか。盤外でのムズキュン必至な青春が詰まった珠玉の日常系漫画。
良い所
- 歩のストレートすぎる愛情表現に、タジタジになるうるし先輩の姿が本当に可愛いです!将棋の勝敗よりも、二人の盤外での甘酸っぱい駆け引きに毎回ニヤニヤが止まりません。癒やされる最高のラブコメです。
- 『高木さん』の作者ということで読み始めましたが、見事にハマりました。今回は男の子側がぐいぐい攻める展開が新鮮で、素直になれない先輩との初々しいやり取りに胸がキュンキュンします!
- 将棋の知識が全くなくても楽しめるのが良いですね。二人だけの部室から少しずつ部員が増えていき、周りのキャラクターたちの恋模様も丁寧に描かれているので、読んでいてずっと温かい気持ちになれます。
- うるし先輩のコロコロ変わる表情が魅力的で、歩の不意打ちのセリフに対するリアクションがたまりません!二人の距離感が絶妙で、早くくっついてほしい気持ちと、今のままでいてほしい気持ちで揺れ動きます。
- ただのラブコメにとどまらず、女流棋士の方が監修しているため将棋の描写もちゃんとしている点に好感が持てます。ゆったりとした時間が流れる優しい世界観に、日々の疲れが癒やされる大好きな作品です。
悪い所
- 作者の過去作とキャラクターの顔立ちや雰囲気が似すぎていて、新鮮味に欠けます。特にうるし先輩のデコ出しデザインは既視感があり、ストーリーの展開もワンパターンに感じてしまい途中で飽きました。
- 将棋をテーマにしている割には、対局の描写が非常にあっさりしていて本格的な勝負を期待すると肩透かしを食らいます。あくまでラブコメの舞台装置としてしか使われていないのが少し残念です。
- 歩の先輩に対する言動がストレートすぎて、現実の高校生としては少し不自然に感じてしまいます。ずっと同じようなやり取りが繰り返されるため、もう少し物語に大きな波や劇的な進展が欲しかったです。
- なかなか二人の関係が進展しないため、もどかしさを通り越してヤキモキしてしまいます。周りのサブキャラクターの恋愛事情に尺が割かれることも増え、メインの二人の出番が減ったように感じる巻もありました。
- ほんわかした日常モノとしては良いのですが、刺激的な展開を求める私には少し退屈でした。ずっと平和な部室でのイチャイチャを見せられているだけで、ストーリーとしての深みはあまり感じられません。
同じジャンルの漫画
該当作品はありません。
