レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
みつどもえ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
みつどもえ
著者: 桜井のりお
連載: 別冊少年チャンピオン/週刊少年チャンピオン
評価: 8.1/10
あらすじ
丸井家の三つ子、みつば・ふたば・ひとは。日本一似ていないこの三姉妹は、見た目も性格も強烈な個性の塊だった!ちょっとおマセなドS長女、怪力で野生児な次女、そして陰気でミステリアスな三女。そんな彼女たちが通う6年3組に、新米教師の矢部っちが赴任してくる。しかし、三姉妹が巻き起こす騒動や最悪なタイミングでの勘違いによって、矢部っちの日常は常に悲惨な受難の日々へと変貌していく。可愛い絵柄からは想像もつかない毒のある笑いと、息つく暇もないドタバタな掛け合いが炸裂する。後に『僕の心のヤバイやつ』を世に送り出す桜井のりおが贈る、抱腹絶倒の小学生ハイテンション・コメディ!
良い所
- 三姉妹の個性が強烈すぎて、ページをめくるたびに爆笑してしまいました!特に三女のひとはちゃんの闇が深い言動がツボです。勘違いが連鎖してとんでもないオチに繋がる構成力が天才的で、最高に元気がもらえます。
- 矢部っちが不憫すぎて可哀想なんだけど、あまりの運の悪さに笑わずにはいられません。可愛い絵柄と下品なギャグのギャップが癖になりますね。今の作者さんの原点を感じる圧倒的なテンポの良さに脱帽しました。
- 6年3組のクラスメイトも変な奴ばかりで、群像劇としてもめちゃくちゃ面白いです!佐藤くんや千葉ちゃんなど脇役のキャラ立ちも凄まじく、一度読み始めると止まらない中毒性があります。一生笑っていられる名作。
- 下ネタも多いけど、それ以上に言葉選びのセンスやシュールな間が完璧です。三姉妹の凸凹っぷりが愛おしくて、ドタバタな日常をずっと見守っていたくなります。嫌なことを全部忘れて笑いたい時に最適な一冊でした。
- 桜井先生の描く女の子がとにかく可愛らしくて、そのビジュアルでエグいギャグを飛ばすのが最高にロックです!アニメも好きでしたが、原作の密度の高い描き込みとキレのあるツッコミは漫画ならではの快感があります。
悪い所
- 小学生が主人公なのに下ネタやエロい勘違いネタがあまりにも多すぎて、私には少し下品に感じてしまいました。汚物系のネタも頻繁に出てくるので、そういった笑いが苦手な人にはかなりキツい作風だと思います。
- 初期の矢部っちに対する仕打ちがいじめに近いレベルで過激なため、ギャグとして笑えず不快に感じてしまう瞬間がありました。主人公たちが一方的に大人を追い詰めるノリが、道徳的に受け付けない時があります。
- 勘違いから騒動に発展するパターンが毎回決まっているので、単行本を何冊も一気に読むと流石にマンネリを感じて飽きてしまいました。もう少しストーリーとしての大きな変化や進展があれば良かったなと感じます。
- 登場人物がどんどん増えていくのですが、後半になるにつれて内輪ノリのようなエピソードが目立つようになった気がします。最初の三姉妹をメインにしたシンプルなドタバタ劇の方が、純粋に笑えて好きでした。
- 絵柄は可愛いのですが、画面の描き込みが激しくてセリフの量も多いため、ギャグ漫画としては少し読むのに体力が要ります。もっとスッキリした構成の方が、キレのあるギャグを素直に楽しめたのではないかと思います。
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