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レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

エンジェル伝説 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

エンジェル伝説

エンジェル伝説

完結
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著者: 八木教広

連載: 月刊少年ジャンプ

ジャンル: ヤンキー少年漫画ギャグ学園

評価: 8.5/10

あらすじ

碧空高校に転校してきた北野誠一郎は、見た者が思わず後ずさるほど恐ろしい顔をした少年。けれど中身は、道端のゴミを拾い流れ星に願いごとをするほど純真な優等生だった。誤解されまいと必死になるほど話はこじれ、偶然が重なって番長の座に祭り上げられ、他校の不良まで倒してしまう。掃除と挨拶で鍛えた反射神経は最強の格闘術と勘違いされ、財布を届けに行っただけで殺し屋あつかい。それでも腐らず「僕がこんな顔してるから」とうつむく彼のそばに、古武術を使う少女や、勝手に舎弟を名乗る不良たちが集まっていく。笑いっぱなしのはずが、いつのまにか目の奥が熱くなる青春!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 見た目で勝手に決めつけられるもどかしさに心当たりがあって、それでも腐らない主人公を応援したくなる人
  • 下ネタに頼らない勘違いだけで押し切るギャグが好きで、声を出して笑える漫画を探している人
  • 誤解されて孤立していた主人公のまわりに、気のいい仲間が少しずつ増えていく流れに弱い人

向いていない人

  • 話ごとに設定が動く展開を求めていて、同じ形の笑いが繰り返される構成だと物足りなくなる人
  • はじめのころの粗い絵が苦手で、絵が上手くなるまで読み進めるのはしんどいと感じてしまう人
  • 毒の強い脇役や過激な暴力描写を期待していて、行儀がよすぎて物足りないと感じてしまう人

良い感想・レビュー

  • 僕がいちばん笑ったのは、喧嘩の経験がゼロな主人公の身のこなしが、達人の技だと勘違いされるところ。善い行いの積み重ねが最強の武術に化けてしまうのだから、勘違いのされ方まで気持ちがいい。
  • 財布を届けに行っただけで殺し屋あつかい。こわい顔ひとつで話が勝手に転がっていくから、この設定だけで何年も続いたのも納得。弱いのに番長を張っていた男と手下たちが、この漫画で一番好きな脇役だ。
  • 流れ星に願いごとをするような子なのに、顔のせいで善いことすらできません。責められる前に自分から引いてしまう優しさに、読んでいてずっと切なくなりました。
  • 下ネタに一度も頼らず、台詞の間と絵の緊張感だけで笑わせてきます。きれいな絵でまじめにふざけるこの感じが心地よくて、後の代表作しか知らなかったぶん、デビュー作の完成度には驚かされました。
  • 絵が苦手で最初は身構えたのに、読むうちに主人公が愛おしくなっていた。やたら大げさな技名を本気で叫ぶ場面では、弟と顔を見合わせて笑い転げたのを覚えている。集まってくる仲間たちも全員好きになった。

悪い感想・レビュー

  • 同じ勘違いヤンキーものと並べると、周りのキャラの押しの強さで負けている気がした。主人公以外に暴走してくれる人がいないぶん、笑いの爆発力は控えめ。
  • 聖人のような心の持ち主とされるわりに、やることは十分に変だ。無自覚とはいえこわがられて当然の行動を自分から取っているわけで、まわりが逃げるのも無理はない。そこだけは僕もうまく飲み込めなかった。
  • 最初のころの荒い絵には、何をしでかすかわからない勢いがあった。読み進めるうちに線はきれいになるのに、絵の上達と引き換えに勢いが抜けていくのが僕には惜しい。吹き出していた頃の熱量が懐かしい。
  • 顔がこわいというひとつのネタだけで長く引っ張るのは、さすがに苦しかったのだと思います。後半になるほど驚きが薄れていくので、私は次の笑いをただ待つだけの読み方になっていました。
  • 本人にその気がないのに番長にされる流れは楽しい。ただ毎回同じ組み立てで、誤解されて怖がられる、の一本調子が続く。俺のようにまとめて読むタイプだと、途中で飽きが来るかもしれない。

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