レビュー著者: 漫画よしあし
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からかい上手の高木さん の感想と評価(良いところ、悪いところ)

からかい上手の高木さん

からかい上手の高木さん

著者: 山本崇一朗

連載: ゲッサン

ジャンル: 少年マンガ日常青春ラブコメ

評価: 8.7/10

あらすじ

中学校の同じクラスで隣の席になった西片と高木さん。いっつも自分をからかってくる高木さんに一泡吹かせようと、西片はあの手この手でからかい返そうと奮闘する。しかし、一枚も二枚も上手を行く高木さんにいつも見透かされ、逆にからかわれて赤面させられてしまうのだった。テストの点数勝負や消しゴムのいたずら、相合い傘など、日常の些細な出来事をきっかけに繰り広げられる二人の可愛らしい攻防戦。負けず嫌いで純情な西片と、からかいながらも密かに好意を寄せる高木さんの、焦れったくて甘酸っぱい青春の日常。読めば誰もが二人のやり取りにニヤニヤしてしまう、山本崇一朗が大ブレイクを果たした大ヒット青春からかいラブコメディ!

本音のガチ長文レビュー(ネタバレ有)

全巻読んでの感想です。 今回は触れませんがスピンオフ系も一通り読破。 アニメは見ていません。 とにかく何もかもが緩くフワフワしています。 絵柄もそうですし、漫画の内容もゆるーいタイプです。 ほぼすべてが一話完結となっていて、 巻数は少ないですが、何編みたいな感じで続く展開はありません。 なので、一巻読んで、良い!と思ったら最後までそのままです。 逆に、一巻読んで、合わない。。。と思ったらそこで終わりです。 ストーリーは、 高木さんが、西方をからかって、キャッキャッする話です。以上。 すごくシンプルな展開で、似たような流れになることも多いです。 でも、それがいいんですよ。 水戸黄門やこち亀と同じ。様式美。 関係性が尊いというか、こんな青春ほしかったなぁ。。。と思って落ち込むレベル。 それでもこの世界観に入りたくて読んじゃう。 ハーレム的な展開は一切なく、二人の関係だけを描いているのもいい。 お色気要素とかはないけど、間違いなく男性目線の内容になっています。 なので少女漫画的な恋愛模様は無いです。 穿った言い方をすると、 カワイイ女の子が、自分に気が合って、ちょっかいかけてくれたら困り嬉しい、 を形にしてくれた作品。 こんな書き方をするとすごく微妙な印象になっちゃうのですが、 変ないやらしさや気持ち悪さは無いです。 爽やかなアオハルです。 でもファンタジー。 いいじゃないですか、漫画なんだからファンタジーで。浸らせてください。。。 全体としては、前述のとおり、大きな展開は全然なくて、 全部がSNSの漫画を読めるハッシュタグのようにスッと始まってスッと終わる。 この繰り返しなので、あと一話だけ読み進めるかが永遠に続いてしまう。 ただ、ストーリー展開がないので、一気読みは難しいかも。 一日一巻読んで、明日もまたこの日々が続くっていう楽しみ方が良いかもしれないですね。 登場人物は高木さんと西方の2人が中心ですが、 それ以外にも友達がちょこちょこ出てきます。 彼ら深掘りはされないですが、出てきた時の役割はいつも同じなので、人となりは把握しやすいです。 高木さんと西方の距離感を計るのに良い活躍してくれています。 1つ1つの内容は、小学生・中学生レベルの遊びの延長。 話の内容だけでなく、からかいの内容にも派手さが全然ありません。 その分、小さなリアクションが積み重なっていくのを楽しむことができます。 似たようなコンセプトで始まる漫画も多々ありますが、 この「高木さん」が元祖のように扱われている理由は、 最初から最後までその流れのまま続いたからではないかと思います。 (実際の連載タイミングとかは詳しくわかっていません。。。) 他の作品の場合、登場人物がどんどん増えていったり、関係性が進む、複数話をまたいでのストーリー展開が発生する等の、漫画としての動きがあります。 もちろんそれはそれとして面白く読んでいるんですが、 コンセプトを最後まで貫き通したのは、やはりこの高木さんが一番だと私は思っています。 まとめとして、 最初にも書きましたが、まず一巻分読んでみてください。 (無料で読めるようなタイミングも多いと思います) それで合わなければ、離れてもらってOKです。 それで面白いなと思ったならば、全巻おすすめします。最後までその楽しさを満喫できます。 なんなら「元高木さん」もそのままオススメです。

良い所

  • 高木さんの絶妙なからかいと、それに振り回される西片のピュアな反応が可愛くてたまりません!毎回顔を赤らめる西片を見ていると、こちらまでニヤニヤしてしまいます。最高の癒やし漫画です。
  • 読んでいると自分の中学校時代を思い出して、甘酸っぱい気持ちになります。高木さんの好意が丸見えなのに、西片が全然気づかない焦れったさがたまりません!ずっと見守っていたい二人です。
  • 殺伐とした展開が一切なく、平和な日常の中でのちょっとした駆け引きが描かれているのがとても心地よいです。一話完結型なのでサクサク読めて、日々の疲れを忘れてリフレッシュできます。
  • 高木さんがただからかっているだけではなく、そこに確かな愛情が感じられるのが最高に尊いです。西片もなんだかんだ言って高木さんのことを意識していて、二人の距離感が本当に絶妙だと思います。
  • 絵柄がとても可愛らしくて、高木さんのコロコロ変わる表情や悪戯っぽい笑顔にすっかり魅了されました。たまに西片がクリティカルヒットを放って高木さんを照れさせる回が本当に大好きです!

悪い所

  • 毎回「西片が勝負を挑む→高木さんにからかわれる→西片が照れる」という同じパターンの繰り返しなので、単行本を一気に読むと流石に途中で飽きてしまいました。もう少し物語に変化が欲しいです。
  • 西片があまりにも鈍感すぎて、高木さんの気持ちに全然気付かないのが読んでいてもどかしくなります。二人の関係がなかなか進展しないので、もう少し恋愛的な進展や劇的な展開が見たかったです。
  • 日常の些細な出来事ばかりで大きなストーリーの起伏がないため、刺激的な展開を求める私には少し退屈に感じられました。平和すぎるが故に、エンタメとしての読み応えはあまりないかもしれません。
  • からかわれる西片の反応が少しワンパターンで、たまには彼がもっと男らしく高木さんをリードするような展開があっても良かったのにと思います。ずっと受け身な彼を見ていると少しヤキモキします。
  • 可愛いのは確かなのですが、中学生にしては高木さんの精神年齢が高すぎたり、西片が子供っぽすぎたりと、少し不自然に感じる部分がありました。もう少し等身大の中学生らしいリアルなやり取りが見たかったです。

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