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レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

HELLSING の感想と評価(良いところ、悪いところ)

HELLSING

著者: 平野耕太

連載: ヤングキングアワーズ

ジャンル: ガンアクション青年マンガ吸血鬼ダークファンタジー

評価: 9.5/10

あらすじ

吸血鬼などの化け物を狩るため、大英帝国が設立した王立国教騎士団、通称「ヘルシング機関」。その当主である若き女傑インテグラのもとには、最強の吸血鬼であり彼女に絶対の忠誠を誓う「アーカード」という切り札がいた。吸血鬼の力によって新米吸血鬼となった元婦警・セラス、老執事にして元凄腕のゴミ処理係・ウォルターと共に、彼らは英国を脅かす不死者たちを次々と殲滅していく。しかし、彼らの前にバチカン法王庁特務局の狂信者アンデルセン神父、そして半世紀の時を経て蘇ったナチスの残党「ミレニアム」が立ちはだかる。狂気と殺戮が渦巻くロンドンを舞台に、吸血鬼と狂信者、そしてナチスの最後の大隊が三つ巴の死闘を繰り広げる、究極のガンアクション・ダークファンタジーの金字塔!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 最強の吸血鬼が圧倒的なカリスマと狂気で敵を蹂躙するガンアクションに、血が滾る人
  • 吸血鬼・英国騎士団・ナチス残党という設定と、芝居がかったセリフ回しの厨二的な世界観に心を燃やせる人
  • 善悪を超えた強者同士の殺し合いを、重厚な大ゴマ演出と黒の多い作画で堪能したい人

向いていない人

  • 大量殺戮・人体破壊などのグロテスクで残虐な描写が全編に渡る作品に精神的なダメージを受けやすい人
  • 誰にも共感できない狂気に満ちたキャラクターたちの殺し合いに、感情移入の糸口が掴めない人
  • 明確なストーリーの起伏より勢い任せに見える展開に、深みを求めると物足りなさを感じる人

良い感想・レビュー

  1. 最強の吸血鬼である主人公・アーカードの圧倒的な無双っぷりが最高にかっこいいです!セラスやウォルター、インテグラ、少佐といった敵味方問わず個性的で狂気を孕んだキャラクターたちにすっかり魅了されました。
  2. 吸血鬼、英国国教騎士団、バチカン、ナチス残党といったオタク心をくすぐる要素を煮詰めた世界観と、芝居がかった独特のセリフ回しがいっそ清々しいほどの厨二病で、これぞダークファンタジーの傑作です。
  3. 大ゴマを使った見栄を切る演出や、画面の黒を多用した重厚な作画のエネルギーが凄まじいです。理屈抜きに勢いと迫力で読ませるエンタメ性が素晴らしく、何度も名言を声に出して読みたくなります。
  4. 少佐の演説シーンなど、狂気に満ちた敵側の魅力も圧倒的です。善悪を超えた強者同士の殺し合いがこんなにも美しく、血沸き肉躍るものだとは思いませんでした。私の人生における最高のバイブルです。
  5. 平野耕太先生の圧倒的な画力と、一切の妥協がないバイオレンス描写に鳥肌が立ちます。登場人物全員がそれぞれの美学を貫いて散っていく姿に、涙と興奮が止まらない最高のガンアクションでした!

悪い感想・レビュー

  1. 人体の破壊や大量殺戮といったグロテスクで残酷な描写が全編にわたって非常に多いため、万人が読める漫画ではないと感じました。グロ耐性がない私にはかなりキツく、読んでいて精神が削られます。
  2. ストーリーの基本はひたすら強者同士が殺し合うハックアンドスラッシュ展開であるため、緻密なミステリーや複雑なストーリー展開を求める私には、少し単調で勢い任せに感じられてしまいました。
  3. 約10年間の長期連載であったため、1巻と最終巻で画風が劇的に変化しており、初期は少し絵のクセが強くて読みにくいと感じました。同一人物に見えない瞬間があり、序盤の作画にはかなり戸惑いました。
  4. 登場人物の狂気が常軌を逸しており、倫理観や道徳といったものが一切存在しないため、感情移入して読むのが非常に難しいです。誰にも共感できず、ただ殺戮を見せられているだけのようで少し疲れました。
  5. セリフ回しが独特でポエムのようになっている部分が多く、カッコいい反面、何が言いたいのか意味が分かりにくい箇所が多々ありました。勢いはあるのですが、もう少しストーリーのテンポを重視してほしかったです。

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