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終わりのセラフ の感想と評価(良いところ、悪いところ)

終わりのセラフ

終わりのセラフ

著者: 降矢大輔山本ヤマト鏡貴也

連載: ジャンプスクエア

ジャンル: アクションダークファンタジー

評価: 8.4/10

あらすじ

未知のウイルスによって大人が死滅し、吸血鬼が支配する世界となった近未来。孤児院で育った百夜優一郎は、仲間を吸血鬼に殺され復讐を誓う。唯一生き残った親友・ミカエラは吸血鬼として蘇り、敵として再会することに。人類軍と吸血鬼の戦いの中で、優一郎は仲間と共に血塗られた運命に立ち向かっていく。

良い所

  • 吸血鬼と人類の戦いという王道設定に加え、ウイルスによる世界崩壊の背景が独特で引き込まれた。
  • 優一郎とミカエラの関係性が切なく、敵同士でありながら友情が描かれる展開に胸を打たれた。
  • アクションシーンの迫力が圧倒的で、武器や魔法の描写も緻密で読み応えがあった。
  • シノアやグレンなど脇役キャラも個性的で、群像劇としての面白さが際立っていた。
  • シリアスな戦いの合間に挟まれるギャグや日常シーンが緩急を生み、読みやすかった。

悪い所

  • 専門用語や設定が多く、序盤は理解するのに時間がかかった。
  • 主人公の行動が感情的すぎて、時に苛立ちを覚える場面があった。
  • ストーリーが複雑に広がりすぎて、後半は展開を追いにくく感じた。
  • キャラクターの死亡や裏切りが多く、ショックが大きすぎて読むのが辛い部分もあった。
  • 休載や展開の遅さで物語の進行が停滞し、テンポが悪く感じられた。

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