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スモーキン’パレヱド の感想と評価(良いところ、悪いところ)

スモーキン’パレヱド

スモーキン’パレヱド

著者: 片岡人生近藤一馬

連載: 月刊ガンガンJOKER

ジャンル: クライムアクションダークファンタジー

評価: 8.2/10

あらすじ

義賊集団スモーキン・パレヱドは、理不尽な悪によって奪われた“臓器”と尊厳を取り戻すため、法で裁けない巨悪に私刑を下す。欠損を抱えた若者たちが、それぞれの痛みと怒りを武器に、血と煙にまみれた戦いへ身を投じていくダークヒーロー漫画。

良い所

  • 冒頭から世界観に一気に引きずり込まれ、弱者の怒りを代弁する物語に胸を掴まれた。
  • 人体欠損という重いテーマを真正面から描きつつ、義賊という構図が痛快で読み応えがある。
  • キャラクター全員が歪んだ過去を抱えていて、誰にも簡単に感情移入できるのが強い。
  • アクション描写が鋭く、煙と血の演出が独特でページをめくる手が止まらなかった。
  • 正義とは何かを読者に突きつけてくる展開が多く、読み終わった後も考えさせられる。

悪い所

  • 序盤から設定が重く、暴力描写も多いため読む人をかなり選ぶと感じた。
  • 専門用語や背景説明が少なく、世界観を理解するまで少し時間がかかった。
  • キャラクターが多く、誰が誰なのか混乱する場面が何度かあった。
  • 展開が急にシリアスに振り切れることがあり、感情の整理が追いつかない。
  • 救いの少ない展開が続くので、読後感は決して軽くはない。

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