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終末のワルキューレ の感想と評価(良いところ、悪いところ)

終末のワルキューレ

終末のワルキューレ

著者: 梅村真也アジチカフクイタクミ

連載: 月刊コミックゼノン

ジャンル: ファンタジーバトルアクションダークファンタジー

評価: 9.2/10

あらすじ

『終末のワルキューレ』は、人類の存亡を賭け、神々と人類代表が一対一で戦う超決戦を描いたバトル漫画である。1000年に一度開かれる神々の会議で人類滅亡が決定するも、戦乙女ブリュンヒルデが異議を唱え、神vs人類の最終闘争〈ラグナロク〉が開幕。歴史上の英雄や偉人たちが神話の神々と激突し、思想・信念・誇りをぶつけ合う濃密なドラマと圧倒的迫力のバトルが展開される。

良い所

  • 一戦ごとにテーマがはっきりしていて、単なる殴り合いではなく思想のぶつかり合いとして読める点が最高に熱い。
  • 歴史上の偉人の解釈が大胆で、知っている人物なのに全く新しい魅力を感じられ、毎回登場人物に惚れ直す。
  • バトル演出の迫力が凄まじく、見開きや構図の使い方が巧みでページをめくる手が止まらなかった。
  • 神側も単なる悪役ではなく、それぞれの正義や矜持が描かれており、勝敗以上に心を揺さぶられる。
  • テンポが良く、一試合ごとにしっかり決着がつくため長期連載でもダレにくく、純粋に続きが楽しみになる。

悪い所

  • 試合形式が基本的に固定されているため、構造自体に大きな変化がなくマンネリを感じる場面があった。
  • 回想シーンが長めに挿入されることがあり、バトルの勢いが一時的に途切れると感じる試合もある。
  • キャラクターの死亡が前提のため、推しキャラが負ける展開は精神的にかなり辛い。
  • 神話や歴史人物のアレンジが強く、原典イメージを重視する人には違和感を覚える描写もある。
  • バトル特化型ゆえに、日常描写や世界観説明は最低限で、物語性を求めると物足りなさを感じる部分があった。

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