最終更新日:
荒川アンダーザブリッジ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
荒川アンダーザブリッジ
著者: 中村光
連載: ヤングガンガン
評価: 8.8/10
あらすじ
大財閥の御曹司・市ノ宮行は「他人に借りを作るべからず」という家訓を守って生きてきたが、荒川河川敷で溺れかけ、自称金星人の少女・ニノに命を救われる。恩返しとして求められたのは「私に恋をさせてくれ」という奇妙なお願い。こうして行はニノの恋人となり、橋の下で暮らし始めるが、そこには常識外れの住人たちが待ち受けていた。奇人たちとの交流を通じて、行は少しずつ価値観を揺さぶられていく。
良い所
- キャラクターの個性が非常に強く、掛け合いのテンポが心地よい。
 - ギャグの中に時折挟まれる感動的なエピソードが印象的。
 - 舞台設定が独特で、非日常感と日常感が絶妙に混ざっている。
 - 主人公の価値観が少しずつ変化していく過程が自然で共感できる。
 - 作画が柔らかく、ギャグとシリアスの両方にマッチしている。
 
悪い所
- ギャグのノリが独特で、好みによっては合わない。
 - 登場人物が多く、初見では覚えきれないことがある。
 - シリアスとギャグの切り替えが急で、雰囲気に違和感を覚える場面がある。
 - ストーリーの方向性が散漫になりやすく、まとまりに欠ける巻もある。
 - 物語のゴールが見えにくく、長期連載による間延び感がある。
 




