レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
カッコウの許嫁 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
良い所
- キャラクターデザインが非常に可愛らしく、吉河先生らしい躍動感のある描写が素晴らしい。ヒロインたちが皆魅力的で、誰が凪と結ばれるのか、毎回ハラハラしながら楽しめます。
- 「取り違えから始まる許嫁」という設定のインパクトが強く、序盤から一気に引き込まれました。コメディとしてのテンポが良く、暗い気持ちを吹き飛ばしてくれるような明るい作風が好きです。
- エリカと凪の、喧嘩しながらも少しずつ距離を縮めていく距離感が心地よい。サブキャラクターたちの個性も強く、群像劇としての賑やかさがこの作品の大きな魅力だと感じます。
- ストーリーの展開が予想外の連続で、次がどうなるのか最後まで目が離せません。ミステリー要素というか、家族の秘密を巡るドラマも含まれていて、単なるラブコメ以上の読み応えがあります。
- とにかく絵が綺麗で、特に女の子の表情が豊かで癒やされます。吉河作品特有の元気なノリが全編に溢れていて、読み手を選ばない王道のエンターテインメントだと思います。
悪い所
- 物語の展開が二転三転しすぎて、時々本筋がどこにあるのか混乱してしまうことがあります。もう少し落ち着いて一つのイベントを描き込んでほしいと感じる場面もしばしばありました。
- キャラクターの行動や感情の変化が、時々「ストーリーを動かすため」の強引なものに感じられて、リアリティを重視するラブコメ派には少し引っかかる箇所があるかもしれません。
- 新しいヒロインが次々登場するのは賑やかだけど、そのせいで一人一人のエピソードが薄くなってしまったのが悲しい。推しヒロインの出番が減ってしまい、「もっと彼女との深いドラマを描いて!」とモヤモヤする。
- ラブコメ特有の「すれ違い」や「隠し事」が多用されるため、途中で少しじれったさが限界を超えてしまう時期がありました。もう少しスッキリとした解決や進展が欲しかったかも。
- 吉河先生の前作のノリが強いので、初めて読む人にはそのテンションについていくのが大変かもしれません。ある程度の「ラブコメ的な割り切り」が必要な作品だと言えます。





