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カッコウの許嫁 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
カッコウの許嫁
著者: 吉河美希
連載: 週刊少年マガジン
評価: 8.7/10
あらすじ
高校生の海野凪は、出生時に病院で取り違えられていたことを知る。相手は大財閥の令嬢・天野エリカ。両家は実の子も育ての子も大切にしたいと考え、二人を許嫁として結婚させることを提案する。突然の同棲生活が始まるが、凪には想いを寄せる同級生・瀬川ひろが、エリカには複雑な家庭事情があり、さらに義妹の幸や幼馴染のあいも加わって、恋と家族の関係はますます入り組んでいく。四角関係から五角関係へと発展する中、それぞれの想いが交錯していく。
良い所
- 複数ヒロインの個性がしっかり描かれており、誰を推すか迷う楽しさがある。
- テンポの良い会話とギャグが多く、ラブコメとして読みやすい。
- 取り違え子という設定が物語に独自性を与えていて先が気になる。
- 作画が安定していて、キャラクターの表情や感情が豊かに伝わる。
- 恋愛だけでなく家族や友情の要素も描かれており、物語に厚みがある。
悪い所
- 恋愛の進展が遅く、じれったく感じる巻が多い。
- 同じようなやり取りや展開が繰り返され、マンネリ感が出る部分がある。
- ヒロインの登場人数が多く、関係性が複雑で把握しづらい。
- サービスシーンが多めで、好みによっては冗長に感じられる。
- 終盤の展開が駆け足で、伏線の回収が十分でないと感じる部分がある。





