レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
モンキーターン の感想と評価(良いところ、悪いところ)
読む前に確認したい相性
向いている人
- 競艇をまったく知らなくても楽しめるスポーツ漫画を探している人
- 挫折と復活を繰り返すアスリートの泥臭いドラマが好きな人
- ライバルと本気でぶつかり合う熱い勝負師の話に弱い人
向いていない人
- 恋愛や人間関係の描写もしっかり読みたい人
- ボートやエンジンのメカ描写が多いと読むのがしんどい人
- 長編でも中だるみせず一気にテンポよく進む作品が好きな人
良い感想・レビュー
- 「競艇」という世界への入り口として、これ以上の名作はありません。養成所時代の厳しい訓練からプロデビュー後の苦悩まで、徹底した取材に基づいたリアリティが凄まじく、競技の奥深さに一気に魅了されました。
- 主人公の波多野が見せる、「モンキーターン」という新技術への執念が最高に熱いです。コンマ数秒を争うレース中の心理戦や、エンジンペラ調整の細かなこだわりなど、勝負師たちの世界が誠実に描かれています。
- ライバルの洞口との、互いを高め合う宿命のライバル関係が素晴らしい。単なる敵対ではなく、アスリートとして尊敬し合っているからこその激突。大一番でのレース描写は、手に汗握る圧倒的な迫力がありました。
- 怪我でどん底に落ちた波多野が、不屈の精神で再起を果たすドラマに何度も涙しました。周囲の支えや師匠の教えが胸に響き、プロとしての覚悟とは何かを真正面から問いかけてくる、非常に誠実なスポーツ漫画です。
- 河合先生の描くキャラクターは、悪人が一人もいなくて全員を応援したくなる温かさがあります。競艇ファンのみならず、全ての「夢を追う人」に読んでほしい、スポーツ漫画の最高峰と言える素晴らしい傑作です。
悪い感想・レビュー
- 競技の描写が完璧な反面、中盤から終盤にかけての恋愛描写が少し蛇足に感じられました。複数のヒロインとの関係がどっちつかずで、少年漫画特有の表面的な描き方にリアリティの欠如を感じたのが正直な感想です。
- プロになってからの物語の尺が非常に長いため、特定のレースが続く時期に少し中だるみを感じることがありました。養成所編のスピード感が好きだったので、後半はもう少しテンポ良く進めてほしかったです。
- ボートの専門用語や調整の話が非常に細かいため、メカに興味がない人には少し難解に感じる部分があるかもしれません。もう少し、初心者にも分かりやすい補足説明が作中の随所にあれば、より親切だったと思います。
- 主人公の波多野が、時折あまりにも楽天家すぎて、危機感が薄く見えてしまう場面がありました。ライバルの洞口が常にストイックなだけに、主人公側の甘さが少し際立って見えてしまう時期があったのが残念です。
- 最後の大団円に向かう展開が、少し駆け足でまとめられすぎている印象を受けました。これまでの重厚な積み重ねがあっただけに、結末の余韻をもう少しじっくりと時間をかけて味わいたかったなというのが本音です。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
「競艇」という世界への入り口として、これ以上の名作はありません。養成所時代の厳しい訓練からプロデビュー後の苦悩まで、徹底した取材に基づいたリアリティが凄まじく、競技の奥深さに一気に魅了されました。
競技の描写が完璧な反面、中盤から終盤にかけての恋愛描写が少し蛇足に感じられました。複数のヒロインとの関係がどっちつかずで、少年漫画特有の表面的な描き方にリアリティの欠如を感じたのが正直な感想です。
主人公の波多野が見せる、「モンキーターン」という新技術への執念が最高に熱いです。コンマ数秒を争うレース中の心理戦や、エンジンペラ調整の細かなこだわりなど、勝負師たちの世界が誠実に描かれています。
プロになってからの物語の尺が非常に長いため、特定のレースが続く時期に少し中だるみを感じることがありました。養成所編のスピード感が好きだったので、後半はもう少しテンポ良く進めてほしかったです。
ライバルの洞口との、互いを高め合う宿命のライバル関係が素晴らしい。単なる敵対ではなく、アスリートとして尊敬し合っているからこその激突。大一番でのレース描写は、手に汗握る圧倒的な迫力がありました。
ボートの専門用語や調整の話が非常に細かいため、メカに興味がない人には少し難解に感じる部分があるかもしれません。もう少し、初心者にも分かりやすい補足説明が作中の随所にあれば、より親切だったと思います。
怪我でどん底に落ちた波多野が、不屈の精神で再起を果たすドラマに何度も涙しました。周囲の支えや師匠の教えが胸に響き、プロとしての覚悟とは何かを真正面から問いかけてくる、非常に誠実なスポーツ漫画です。
主人公の波多野が、時折あまりにも楽天家すぎて、危機感が薄く見えてしまう場面がありました。ライバルの洞口が常にストイックなだけに、主人公側の甘さが少し際立って見えてしまう時期があったのが残念です。
河合先生の描くキャラクターは、悪人が一人もいなくて全員を応援したくなる温かさがあります。競艇ファンのみならず、全ての「夢を追う人」に読んでほしい、スポーツ漫画の最高峰と言える素晴らしい傑作です。
最後の大団円に向かう展開が、少し駆け足でまとめられすぎている印象を受けました。これまでの重厚な積み重ねがあっただけに、結末の余韻をもう少しじっくりと時間をかけて味わいたかったなというのが本音です。




