レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
僕のヒーローアカデミア の感想と評価(良いところ、悪いところ)
僕のヒーローアカデミア
完結著者: 堀越耕平
連載: 週刊少年ジャンプ
評価: 8.8/10
あらすじ
人口の八割が超常の力を持つ世界。力を悪用する者が街を脅かし、それを止めるヒーローが子どもたちの憧れになっていた。何の力もなく生まれた緑谷出久は、それでも憧れの背中を追いかけ続ける。ある日、幼馴染を助けようと体が勝手に動いた出久に、平和の象徴と呼ばれた男が受け継ぐべき力を託す。仲間と競い、負けて、傷ついて、それでも前に出る日々。やがて社会を壊そうとする者たちが動き出し、当たり前だった毎日が足元から崩れていく。誰が誰を救うのか。答えの出ない問いを抱えたまま、少年たちは最後の戦いへ飛び込む。特別な力がなくても誰かのヒーローになれる。そう信じて走り抜けた、涙の最終決戦!
この作品が載っている特集
読む前に確認したい相性
向いている人
- 何も持たない側から始まる主人公が、地道な積み重ねで強くなっていく姿をじっくり追いかけたい人
- 戦いのあとに残る痛みや、元に戻らないものまで描く、きれいごとで終わらない王道バトルを読みたい人
- 週刊連載とは思えない描き込みの熱量が伝わる戦闘シーンを、一コマずつ味わって読み進めたい人
向いていない人
- 主人公が長くけなされ続ける展開が苦手で、読んでいて気が滅入る場面はできるだけ避けたい人
- 物語の筋がきれいに通っていないと気になり、設定のほころびが引っかかるタイプで一気に冷めてしまう人
- 映像の色や動きで先に好きになった作品を、静止画で読み直すと物足りなく感じることが多い人
良い感想・レビュー
- 週刊連載でこの描き込みはどうかしていると毎回思う。丁寧に作り込まれた画面の隅々から作者の誠実さが伝わってきて、読み終えたあとも長く心に残っている。
- 人生で初めて最後まで追いかけた漫画になりました。キャラが変わっていく姿を見届けられたのが幸せで、最終章はめくるたびに涙が止まらなかったです。
- 読み始めてすぐ、ヒーローに憧れる自分がいた。特別な力はないけど誰かのヒーローになりたい。そう思わせてくれる熱があって、感情がずっと忙しかった。
- 戦いが終わっても壊れた町はすぐには元に戻りませんし、失ったものも戻りません。ヒーローだって救われていいという目線をくれる作品で、読み終えたあとにじんわり勇気が湧きました。
- 明るい絵柄なのに、ジワジワ蝕むような絶望感の描き方がうまい。ジメッとした敗北をここまで正面から描く少年漫画には、なかなかお目にかかれないと思っています。
悪い感想・レビュー
- 幼馴染のふるまいが最初の関門でした。いじめにしか見えない場面が多く、読むのがしんどい時期が続きます。終盤に謝る場面はありますが、好みは分かれるはずです。
- 主人公へ投げつけられる言葉がきつすぎて、似たことを言われた側の僕には昔の記憶がよみがえる痛さがあった。腹が立って、しばらく先へ進めなくなった。
- エンタメとしては面白いのに、描かれる社会の見方が引っかかるようになりました。読むほど複雑な気持ちが増えて、途中で一度離れてしまった時期があります。
- 力がなくても周りはそれなりに戦えていて、無個性でもやれるのではと考えてしまう。軸になる設定が揺らいで見えるぶん、うまく気持ちを乗せきれなかった。
- アニメを見てから読んだせいか、紙の上だと人物が動いて見えないもどかしさがあった。話の見せ方も断片的で、頭に入ってこない箇所があって惜しかった。







