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日本へようこそエルフさん。 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

日本へようこそエルフさん。

日本へようこそエルフさん。

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著者: まきしま鈴木ヤッペン青乃下

連載: コミックファイア

ジャンル: 異世界ファンタジーラブコメ

評価: 7.8/10

あらすじ

定時退社が信条のサラリーマンには、誰にも言えない趣味があった。眠るあいだだけ、剣と魔法の世界を旅できる。ある夜、夢の中でエルフのマリーと古代遺跡へ潜った彼は、竜の炎に焼かれて命を落とす。ところが目を覚ますと、いないはずのマリーが自分の部屋で眠っていた。戸惑いつつ服を買い、料理を出し、街を案内する日々が始まる。夢では油断ならない異世界の冒険、起きれば甘くて温かな日本での暮らし。正反対の時間が交互にやってくる。ご飯に頬をゆるめるエルフの横顔、少しずつ近づく二人の距離。読み終えたあと、そっと隣に置いておきたくなる二世界の往復記!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 剣と魔法のバトルと、ほのぼのしたグルメ日常を、ひとつの作品で両方味わいたい欲張りな人
  • 見慣れない日本の物にふれて驚くヒロインの、愛らしい表情や仕草にじっくり癒されたい人
  • 召喚でも転生でもなく、眠って異世界へ渡るという、運び方の新しさにわくわくしたい人

向いていない人

  • スピード感のある冒険や張りつめた展開を求めていて、甘い日常のやり取りが長く感じる人
  • 現実と異世界を頻繁に行き来する構成で、話への集中が途切れると感じてしまう人
  • はっきりした個性や派手な活躍のある主人公を求めていて、のんびりした主役が物足りない人

良い感想・レビュー

  • 最初はエルフが日本へ来るだけの話かと思っていた。ふたを開けると夢と現実を行き来する構成で、話が飛んでも散らからない。寝ている間だけ異世界という区切りのおかげで、最後まで飽きずに追えた。
  • 戦いにチートがないのがいい。主人公たちは知恵をしぼって竜や魔術師に立ち向かうから、工夫でしのぐ異世界バトルに手応えがあった。エルフが現実の見慣れない物にふれて驚く姿にもほっこりする。
  • 夢では剣と魔法、起きれば日本のうまい飯と観光。正反対のジャンルを一度に味わえる欲張りな設計に、思わず唸ってしまった。どちらか片方に寄らず、両方きちんと面白いのがうれしい。
  • 召喚でも転生でもなく、眠って夢へ移るという運び方が新鮮だった。過激な展開を身構えていたのに、主人公のとぼけた性格とエルフのかわいさで、爽やかでほのぼのした空気に仕上がっている。
  • 私はやっぱり日本での日常パートが好き。エルフの表情や仕草がとにかく愛らしくて、ご飯を食べる反応ひとつで顔がゆるむ。まったりした暮らしに癒やされる時間が、読むたびの楽しみになった。

悪い感想・レビュー

  • 主人公にこれといった個性がなく、入り込みづらかった。命がけの戦いのはずが、終始眠そうにのほほんとしているせいで、張りつめた緊張感が伝わってこないのがもったいない。
  • 主人公とエルフのいちゃつきが多すぎて、話の進みが遅く感じた。もう少し冒険や謎解きに軸を置いてほしい。甘いやり取りが物語の足を引っぱる場面が、私には少しくどかった。
  • 二つの世界を並べて進めるぶん、テンポはかなりゆっくり。正直、異世界側は当たり障りがなくて、冒険パートの薄さが引っかかった。エルフを外すと見どころが乏しいのも気になる。
  • 現実とファンタジーを何度も切り替える作りが、私にはしんどかった。せっかく乗ってきたところで場面が変わるので、行き来の多さが生む集中の途切れにストレスを感じてしまう。
  • 主人公が瞬間移動とたまの蹴りくらいしか手がないのに、悪い魔法使いとの戦いがだらだら続く。間延びした戦闘のテンポが退屈で、正直ご飯を食べている場面だけ眺めていたいと思った。

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