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異世界おじさん の感想と評価(良いところ、悪いところ)

異世界おじさん

異世界おじさん

著者: 殆ど死んでいる

連載: ComicWalker/MFコミックス

異世界ファンタジーギャグ日常コメディ

評価: 9/10

あらすじ

主人公のおじさん(本名:嶋崎陽介)は、17年間意識不明の昏睡状態にあったが、異世界「グランバハマル」に召喚されていたことが判明する。異世界で数々の苦難を味わいながら魔法を覚えて帰還したおじさんは、甥・たかふみと共に現代日本で共同生活を始める。異世界での記憶と現実世界での常識のギャップをネタにしつつ、魔法の使用やゲーム・SEGAネタなどを交えた“日常×ファンタジー”の物語が展開する。

良い所

  • 異世界転生ものの中で“異世界から帰ってきた”という視点が新鮮で、おじさんの体験と現実の対比が面白く引き込まれた。
  • ギャグとシリアスのバランスが非常に良くて、笑えるだけでなく異世界でのおじさんの苦労や過去の描写に胸が痛む場面もあって心に残る。
  • SEGAネタなど90年代ゲームや懐かしい文化の話が好きなので、それが随所に出てきてテンションが上がる。
  • 戦闘シーンや魔法の描写がしっかりしていて、ファンタジー要素としての質も高い。単なるギャグ漫画ではないとも感じさせる。
  • キャラクターの掛け合いが自然で、特におじさんと甥のたかふみ、そして藤宮の関係性がほっこりするし続きが気になる。

悪い所

  • 巻が進むにつれて異世界パートのシリアスやバトルが増えてきて、最初の軽いギャグ主体の雰囲気が薄れたと感じることがある。
  • おじさんのキャラクターが鈍感すぎたり、ギャップのネタが連発されることで逆に単調に思える場面があった。
  • SEGAネタなど懐かしさ重視の話が多いため、それらに詳しくないと楽しみづらい部分がある。
  • ヒロインキャラクターやラブコメの要素が散りばめられているが、どれも中途半端で“萌え”としての魅力を期待すると物足りない。
  • 展開(特にバトルやシリアス展開)が急に重たくなることがあり、軽く笑いたかった気分のときにはテンションのギャップがきついと感じることがあった。

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