レビュー著者: 漫画よしあし
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テンゲン英雄大戦 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
良い所
- 「織田信長vsナポレオン」という夢のカードが次々と実現するワクワク感に、歴史オタクとして血が騒ぎました!各英雄の個性を反映した異能力のアイデアが秀逸で、どの戦いも予測不能で本当に面白いです。
- 主人公が単なる戦士ではなく、「歴史知識を活かした軍師」として活躍する展開にシビれました!武力ではなく、過去の戦史や英雄の心理を読み解いて勝利を掴むカタルシスは、この作品ならではの醍醐味です。
- 坂ノ市クバル先生の描く、英雄たちの威厳と覇気に満ちた圧倒的な画力に目を奪われました。特に見開きの戦場シーンの迫力が凄まじく、戦国時代を生きる者たちの熱気と殺意が画面からダイレクトに伝わってきます。
- 英雄たちが異世界で「やり残した野望」を再び燃やす姿が、最高に熱くて格好いいです!ただの転生バトルではなく、彼らの生き様や誇りがぶつかり合うドラマとして非常に読み応えがあり、一気に引き込まれました。
- 全10巻で物語がダレることなく、綺麗に完結しているのが素晴らしい。壮大な設定をしっかりと着地させ、最後まで英雄たちの輝きを描ききった読後感は、非常に清々しくて大満足の読書体験でした。
悪い所
- 「歴史上の偉人が集まって戦う」という設定が、最近の流行り(終末のワルキューレ等)と被っているため、どうしても既視感を感じてしまう場面がありました。独自の個性をさらに強く打ち出してほしかったなと感じます。
- 英雄たちの能力や活躍に偏りがあり、一部のキャラクターが噛ませ犬のような扱いになっていたのが少し残念でした。もっと一人ひとりの英雄の背景を深く掘り下げ、互角の戦いが見たかったというのが正直な感想です。
- 主人公の歴史知識があまりに都合よく働きすぎているように見えるシーンがあり、少しご都合主義的な展開に冷めてしまうことがありました。天才軍師としての説得力を、もう少し緻密な描写で補強してほしかったです。
- 画風の変化に伴い、たまにキャラクターの描き分けが甘いと感じる回がありました。乱戦シーンなどで誰が誰だか一瞬迷ってしまうことがあったので、もう少し視覚的な個性が際立っていれば読みやすかったと思います。
- 設定の情報量が多すぎて、物語の背景や世界観のルールを把握するのに時間がかかりました。バトルを楽しみたいのに、説明セリフが続くと少しテンポが悪く感じられる時期があったのが、少し勿体ない気がします。





