レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ファンタジスタ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ファンタジスタ
著者: 草場道輝
連載: 週刊少年サンデー
評価: 8.5/10
あらすじ
九州の孤島で、たった一人でボールを蹴り続けた少年。姉を頼って上京し、高校サッカーの舞台へ足を踏み入れる。転校早々に出た強豪との試合で、幼馴染の壁に閃きのプレーをぶつけ、視察に来ていた海外スカウトの目を奪う。やがて世代別代表の合宿に招かれ、プロや世界を狙う仲間たちと激しい定位置争いに揉まれ、「楽しい」から「勝ちたい」へと心が変わっていく。必殺技はない。パス一本に込められた判断や駆け引きを、ていねいな解説で見せてくれるから、ルールに詳しくなくても引き込まれる。海を渡り、名門の下部組織で戦術と判断力を磨いた少年が、世界最高峰のピッチへ駆け上がっていく、天才の成長物語!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 派手な必殺技よりも、現実にありそうな戦術や駆け引きでじっくりサッカーを味わいたい人
- サッカーのルールに詳しくなくても、ていねいな解説で競技の奥深さをとことん知りたい人
- 一人の天才の成長を軸に、大勢のライバルが絡む仲間との群像劇をたっぷり味わいたい人
向いていない人
- 主人公の成長だけでなく、いくつもの太い物語の軸がほしく、構造の単純さが物足りなく感じる人
- さんざん期待をふくらませたライバルとの対決を、最後まできちんと描いてほしいと願う人
- 少し前の時代の空気や実在選手のたとえが苦手で、あくまで今の感覚で気軽に楽しみたい人
良い感想・レビュー
- サッカーのルールもよく知らないのに、解説がていねいで置いていかれなかった。派手な必殺技ではなく、現実にありそうな技ばかりなので、一気に読み進められた。地に足のついたリアルさが心地いい。
- パス一本にこれだけ情報が詰まっているのかと驚いた。あの速さの中で瞬時に判断するプロのすごさを、まざまざと思い知らされて、サッカーの奥深さにすっかり引き込まれてしまう。
- 所属チームが変わるたびに、対立から和解、そして勝利へと同じ流れがくり返される。それでも飽きずに読めるのは、ぶつかる理由が毎回少しずつ変わり、戦術やサッカー観の話へと深まっていくからだ。
- ベンチにいても仲間と一緒に戦っている主人公の姿が好きだ。世代別代表の合宿編は、個性の強いライバルたちがそろっていて、上昇志向むき出しの司令塔の存在が特に効いていた。
- サッカーにまるで興味がなかった私まで、坂本姉弟に引き寄せられて全巻そろえてしまった。教え子を育てあげる姉の手腕もふくめて、読み返すたびに、やっぱりおもしろいと感じる。
悪い感想・レビュー
- 主人公の成長を追う以外に、これといった太い軸がない。だから最後まで読んでも、物語の着地点としての納得はいまひとつだった。構造の単純さが気になってしまう。
- 敵として何度もイタリアが立ちはだかる。作者がセリエをよほど好きなのだろうと伝わってきて、たとえに出る選手の名前も含め、時代を感じる場面がやけに多かった。
- せっかく個性ゆたかな世代別代表をそろえておきながら、肝心の大会が描かれない。ライバルチームも魅力的だっただけに、肩透かしをくらった気分をずっと引きずってしまった。
- 主人公のプレーのすごさばかりが強調されて、プレーそのものの描写はやや大雑把に感じた。話の展開にも唐突なところがあって、もう一つ乗り切れないもどかしさが最後まで残る。
- 絵が特別うまいわけでも、話が目新しいわけでもない。天才少年が世界へ羽ばたく、ありがちな筋書きだ。それでも心に引っかかる、不思議な引力の正体をつかみきれない。
良い感想・レビュー
- サッカーのルールもよく知らないのに、解説がていねいで置いていかれなかった。派手な必殺技ではなく、現実にありそうな技ばかりなので、一気に読み進められた。地に足のついたリアルさが心地いい。
- パス一本にこれだけ情報が詰まっているのかと驚いた。あの速さの中で瞬時に判断するプロのすごさを、まざまざと思い知らされて、サッカーの奥深さにすっかり引き込まれてしまう。
- 所属チームが変わるたびに、対立から和解、そして勝利へと同じ流れがくり返される。それでも飽きずに読めるのは、ぶつかる理由が毎回少しずつ変わり、戦術やサッカー観の話へと深まっていくからだ。
- ベンチにいても仲間と一緒に戦っている主人公の姿が好きだ。世代別代表の合宿編は、個性の強いライバルたちがそろっていて、上昇志向むき出しの司令塔の存在が特に効いていた。
- サッカーにまるで興味がなかった私まで、坂本姉弟に引き寄せられて全巻そろえてしまった。教え子を育てあげる姉の手腕もふくめて、読み返すたびに、やっぱりおもしろいと感じる。
悪い感想・レビュー
- 主人公の成長を追う以外に、これといった太い軸がない。だから最後まで読んでも、物語の着地点としての納得はいまひとつだった。構造の単純さが気になってしまう。
- 敵として何度もイタリアが立ちはだかる。作者がセリエをよほど好きなのだろうと伝わってきて、たとえに出る選手の名前も含め、時代を感じる場面がやけに多かった。
- せっかく個性ゆたかな世代別代表をそろえておきながら、肝心の大会が描かれない。ライバルチームも魅力的だっただけに、肩透かしをくらった気分をずっと引きずってしまった。
- 主人公のプレーのすごさばかりが強調されて、プレーそのものの描写はやや大雑把に感じた。話の展開にも唐突なところがあって、もう一つ乗り切れないもどかしさが最後まで残る。
- 絵が特別うまいわけでも、話が目新しいわけでもない。天才少年が世界へ羽ばたく、ありがちな筋書きだ。それでも心に引っかかる、不思議な引力の正体をつかみきれない。
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