レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ばらかもん の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ばらかもん
完結著者: ヨシノサツキ
連載: ガンガンONLINE/月刊少年ガンガン/ガンガンパワード
評価: 9.5/10
あらすじ
ある不祥事から、頭を冷やすために都会を離れ、長崎県・五島列島に送り込まれた若きイケメン書道家・半田清舟。都会育ちでプライドが高く、神経質な半田の前に現れたのは、自由奔放で無邪気な小学1年生の琴石なると、お節介で温かい島民たちだった!自分の型にハマった字に苦悩する半田が、島の豊かな自然や島民との泥臭いスローライフを通じて、自分だけの『生きた書』を掴み取っていく。ドラマ化を記念して期間限定復活し、彼らのその後の愛おしい変化を描いた最終19巻『日々』にいたるまで、読者の心を最高に温め、日々のトゲを優しく浄化してくれるハートフル島コメディの最高峰!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 自然豊かな離島の温かな生活と島民たちの笑いに包まれながら、都会の疲れや仕事のストレスを洗い流したい人
- 都会育ちの主人公がモノ作りの意味を問い直しながら成長する姿を、ゆったりとしたテンポで追いたい人
- 大人と子供の、親子でも友人でもない歳の離れたきょうだいのような温かい絆を愛でたい人
向いていない人
- 大きな事件や劇的なプロットの動きがないと、どのジャンルの漫画でも読み続けるのが難しい人
- 序盤のプライドが高く短気で子供相手にも大人気ない主人公の言動に強いストレスを感じてしまう人
- 強い地方方言のセリフが多い作品を読み慣れておらず、最初から読み進めるのが少し苦手な人
良い感想・レビュー
- 俺、五島列島の圧倒的に温かい自然と、無邪気で人懐っこいなるたち島民の優しさにガチで癒やされた。都会の喧騒や仕事のストレスに疲れれた時、いつ読んでも心が完全に浄化される最高のデトックス漫画。
- 館長を殴る不祥事を起こした半田が、島の餅拾いや防波堤からの夕日といった素朴な日常を通して、自分だけの「生きた書」を掴む成長劇に感動。ただのギャグじゃない、モノ作りの本質を突いた深いドラマだ。
- 2023年のドラマ化を記念した期間限定の復活連載をまとめた19巻『日々』の、おまけとは思えない尊さにボロ泣きした。スマホを持つ半田や、少し成長したなるの姿を見届けられて、ファンとして大満足。
- 半田先生なるの、「親子でも恋人でもない、親戚の歳の離れたお兄ちゃん」のような絶妙な距離感のバディが愛おしすぎる。なるが「せんせー!」って無邪気に笑う姿を見るだけで、おじさん目線で涙が出るわ。
- 美和の男勝りなキャラや、BL腐女子のタマ、東京から追いかけてくる神崎など、脇を固める登場人物たちもブレーキが壊れた変態ばかりで愛着が湧く点が素晴らしい。誰も不快な悪人がいない優しい世界観に本気で救われる。
悪い感想・レビュー
- 五島列島でののどかな島民との日常がメインなので、ストーリー全体の劇的な山場や、ハラハラするような大事件を求める僕には退屈に感じられた。サクサクと大きなプロットの進展を楽しみたい人には向かない。
- 第1巻の最初、自分の書を酷評した高齢の館長をかっとなって殴り飛ばしてしまう半田の短気さに、最初は少し引いてしまった。最初はプライドが高くて子供相手に大人気ない態度をとる彼に、少しイライラした。
- 19巻の『日々』で本当に彼らの物語の幕が閉じてしまい、「なるたちの成長をもう見守ることができない」という凄まじい喪失感に襲われた。なるが2年生、3年生になる姿をもっとずっと見ていたかったのが本音。
- 五島列島の方言(五島弁)の訛りが非常に生々しく描かれているため、慣れるまではキャラクターたちのセリフを脳内で翻訳して理解するのに少し時間がかかった。方言特有の言い回しが、最初はちょっと難解。
- 後半になるにつれて、東京の家族やライバルの神崎、新キャラの書道家たちの介入が多くなり、島民たちとのゆるい日常が少し薄れてしまった気がした。もっと島の中だけの、クローズドなスローライフが見たかった。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
俺、五島列島の圧倒的に温かい自然と、無邪気で人懐っこいなるたち島民の優しさにガチで癒やされた。都会の喧騒や仕事のストレスに疲れれた時、いつ読んでも心が完全に浄化される最高のデトックス漫画。
五島列島でののどかな島民との日常がメインなので、ストーリー全体の劇的な山場や、ハラハラするような大事件を求める僕には退屈に感じられた。サクサクと大きなプロットの進展を楽しみたい人には向かない。
館長を殴る不祥事を起こした半田が、島の餅拾いや防波堤からの夕日といった素朴な日常を通して、自分だけの「生きた書」を掴む成長劇に感動。ただのギャグじゃない、モノ作りの本質を突いた深いドラマだ。
第1巻の最初、自分の書を酷評した高齢の館長をかっとなって殴り飛ばしてしまう半田の短気さに、最初は少し引いてしまった。最初はプライドが高くて子供相手に大人気ない態度をとる彼に、少しイライラした。
2023年のドラマ化を記念した期間限定の復活連載をまとめた19巻『日々』の、おまけとは思えない尊さにボロ泣きした。スマホを持つ半田や、少し成長したなるの姿を見届けられて、ファンとして大満足。
19巻の『日々』で本当に彼らの物語の幕が閉じてしまい、「なるたちの成長をもう見守ることができない」という凄まじい喪失感に襲われた。なるが2年生、3年生になる姿をもっとずっと見ていたかったのが本音。
半田先生なるの、「親子でも恋人でもない、親戚の歳の離れたお兄ちゃん」のような絶妙な距離感のバディが愛おしすぎる。なるが「せんせー!」って無邪気に笑う姿を見るだけで、おじさん目線で涙が出るわ。
五島列島の方言(五島弁)の訛りが非常に生々しく描かれているため、慣れるまではキャラクターたちのセリフを脳内で翻訳して理解するのに少し時間がかかった。方言特有の言い回しが、最初はちょっと難解。
美和の男勝りなキャラや、BL腐女子のタマ、東京から追いかけてくる神崎など、脇を固める登場人物たちもブレーキが壊れた変態ばかりで愛着が湧く点が素晴らしい。誰も不快な悪人がいない優しい世界観に本気で救われる。
後半になるにつれて、東京の家族やライバルの神崎、新キャラの書道家たちの介入が多くなり、島民たちとのゆるい日常が少し薄れてしまった気がした。もっと島の中だけの、クローズドなスローライフが見たかった。





