レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
青のオーケストラ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
青のオーケストラ
マークダウンで表示著者: 阿久井真
連載: マンガワン/裏サンデー
評価: 9.3/10
あらすじ
かつて天才ヴァイオリニストと呼ばれながらも、父親の裏切りによる確執から音楽を捨てた少年・青野一。中学3年の秋、彼は初心者ながら一生懸命にヴァイオリンを弾く少女・秋音律子との出会いを機に、再び楽器を手に取る。進学した海幕高校オーケストラ部で、圧倒的な実力を持つ佐伯直らと出会い、一人ではなく『みんなで音を重ねる』ことの本当の喜びと温かさを知っていく。阿久井真のダイナミックな作画によって、紙面から音が、演奏が聴こえてくるかのような圧倒的な臨場感。不器用な少年少女たちが、音楽を通じて魂をぶつけ合い、傷を癒やし合いながら成長していく青春アンサンブルドラマの最高峰!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 音が聞こえてきそうな演奏描写の臨場感にじっくり浸りたい人
- 仲間と音を重ねて調和を知る過程を丁寧に味わう青春群像が好きな人
- 才能と家族への葛藤を抱え這い上がる主人公の内面に共感したい人
向いていない人
- テンポ重視で、演奏シーンや人間関係の積み重ねを冗長に感じる人
- カチッとした少年漫画ノリを期待し、繊細な恋愛模様は苦手な人
- 登場人物が多く関係性が複雑な群像劇だと混乱しやすい人
良い感想・レビュー
- 俺、ヴァイオリンを弾く瞬間の弓のスピード感や、飛び散る汗、奏者の脳裏に広がる情景を可視化した演奏描写にガチでシビれた。音が紙面から本当に聴こえてきそうなほどの臨場感がある。
- 天才少年だった青野が、個性豊かな仲間たちと海幕高校オーケストラ部で音を合わせ、調和(アンサンブル)を知るプロセスに感動。一人じゃ出せない深みを、仲間と一緒に作り出していく姿が本当に尊い。
- 父親の青野龍二に対する「音楽への愛と父への憎しみ」に引き裂かれそうになりながらも必死に這い上がる青野の葛藤が熱い。単なる楽しい部活ものじゃない、重厚な親子関係のドラマに何度も泣かされた。
- 栄養面や、精神的に青野を支える小桜ハル(ハルちゃん)との不器用な距離感が、2年生になって一気に動き出す15巻の展開にニヤニヤが止まらない。不器用すぎる二人の甘酸っぱいやり取りが本当に大好き。
- 阿久井真先生のキャラクターたちの表情豊かな笑顔や、赤面する時の線の細い繊細な作画の美しさがとにかく眼福。クラシック音楽へのリスペクトが1コマ1コマから伝わってくる、最高品質の音楽漫画。
悪い感想・レビュー
- 世界ジュニアコンクール編の描写が細かすぎて、数巻にわたって演奏シーンが続き、物語のテンポに中だるみを感じた。隔週連載なのもあって、なかなか次の新学期編に進まないじれったさがあったのが本音。
- 新刊が出るスパンが長い(15巻も前巻から数ヶ月空いた)こともあり、他校のライバルや複数のコンクール出演メンバーたちの関係性を忘れてしまう。情報量が多い漫画なので、もう少しハイペースに読みたい。
- 秋音、ハル、青野の三角関係や、キャラクターたちの繊細で不器用すぎるすれ違いが長引く展開に、せっかちな僕は少しイライラした。恋愛のゴタゴタよりも、もっと本格的な合奏の練習シーンを増やしてほしい。
- 阿久井先生の描く線の細いキャラクターデザインが、少し少女漫画に寄りすぎているというか、画面全体が甘すぎる印象を受けることがあった。カチッとしたソリッドな少年漫画のノリを期待すると少し合わない。
- 主人公の青野が、父親のトラウマに囚われすぎて、いつまでもジメジメと悩み続けるモノローグに少し退屈さを感じてしまう瞬間があった。せっかくの青春なんだから、もっと前向きにスカッと演奏して欲しい。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
俺、ヴァイオリンを弾く瞬間の弓のスピード感や、飛び散る汗、奏者の脳裏に広がる情景を可視化した演奏描写にガチでシビれた。音が紙面から本当に聴こえてきそうなほどの臨場感がある。
世界ジュニアコンクール編の描写が細かすぎて、数巻にわたって演奏シーンが続き、物語のテンポに中だるみを感じた。隔週連載なのもあって、なかなか次の新学期編に進まないじれったさがあったのが本音。
天才少年だった青野が、個性豊かな仲間たちと海幕高校オーケストラ部で音を合わせ、調和(アンサンブル)を知るプロセスに感動。一人じゃ出せない深みを、仲間と一緒に作り出していく姿が本当に尊い。
新刊が出るスパンが長い(15巻も前巻から数ヶ月空いた)こともあり、他校のライバルや複数のコンクール出演メンバーたちの関係性を忘れてしまう。情報量が多い漫画なので、もう少しハイペースに読みたい。
父親の青野龍二に対する「音楽への愛と父への憎しみ」に引き裂かれそうになりながらも必死に這い上がる青野の葛藤が熱い。単なる楽しい部活ものじゃない、重厚な親子関係のドラマに何度も泣かされた。
秋音、ハル、青野の三角関係や、キャラクターたちの繊細で不器用すぎるすれ違いが長引く展開に、せっかちな僕は少しイライラした。恋愛のゴタゴタよりも、もっと本格的な合奏の練習シーンを増やしてほしい。
栄養面や、精神的に青野を支える小桜ハル(ハルちゃん)との不器用な距離感が、2年生になって一気に動き出す15巻の展開にニヤニヤが止まらない。不器用すぎる二人の甘酸っぱいやり取りが本当に大好き。
阿久井先生の描く線の細いキャラクターデザインが、少し少女漫画に寄りすぎているというか、画面全体が甘すぎる印象を受けることがあった。カチッとしたソリッドな少年漫画のノリを期待すると少し合わない。
阿久井真先生のキャラクターたちの表情豊かな笑顔や、赤面する時の線の細い繊細な作画の美しさがとにかく眼福。クラシック音楽へのリスペクトが1コマ1コマから伝わってくる、最高品質の音楽漫画。
主人公の青野が、父親のトラウマに囚われすぎて、いつまでもジメジメと悩み続けるモノローグに少し退屈さを感じてしまう瞬間があった。せっかくの青春なんだから、もっと前向きにスカッと演奏して欲しい。





