レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
今日から始める幼なじみ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
良い所
- 「幼なじみを作る」という変則的な導入に惹かれました。中盤からの、楓ちゃんが『幼なじみ設定』を盾に大胆な行動に出たり、逆に照れたりする姿の破壊力が凄まじく、終始ニヤニヤしながら読めます。
- 帯屋先生の描く女の子がとにかく可愛い!距離感のバグり方が心地よくて、二人のやり取りを見ているだけで幸せな気持ちになれます。テンポが良く、ラブコメとしての「キュン」が凝縮されています。
- 無理なライバル関係やドロドロした展開がなく、二人の関係性に集中して楽しめるのが良い。楓の不器用ながらも一生懸命なアプローチと、それに戸惑う航平のコンビネーションが抜群です。
- 「設定」としての幼なじみが、いつの間にか本物の感情へとスライドしていく描写が丁寧。日常の何気ないシーンの中に、お互いへの信頼や特別感が滲み出ている点に非常に好感を持てます。
- 読後感がとにかく爽やか。最近のラブコメの中でも、特に「可愛さ」と「もどかしさ」のバランスが絶妙で、一気に最新巻まで追いたくなるような中毒性があります。
悪い所
- 「幼なじみ役を演じる」という導入の設定がかなり非現実的というか、ファンタジー寄り。リアリティを重視するラブコメ派からすると、初期のノリに少し抵抗感や「無理がある」と感じてしまう可能性があるかもしれません。
- 楓ちゃんの露出度が一部のシーンで高かったり、特定の趣向に寄った描写が出てくることがあり、純粋な学園日常ものを期待すると、少し好みが分かれる(あるいは読む場所を選ぶ)内容だと言えます。
- 二人のイチャイチャが尊いのは最高だけど、あまりにも二人の世界に閉じこもりすぎていて、他のクラスメイトの存在感が薄すぎる!もっと周囲の人間を巻き込んだ、学園全体のドタバタラブコメも見たかった。
- 大きな波(事件や対立)が少ないため、物語が安定してくると少し単調に感じられてしまう巻がありました。もう少し二人の関係を揺るがすような外的要因があっても面白かったかもしれません。
- 設定が面白い分、中盤以降の展開が「いつものラブコメ」的な枠に収まってきている印象もあり、初期のコンセプトの斬新さを最後までどう維持していくかが問われる作品だと感じました。



