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MURCIÉLAGO -ムルシエラゴ- の感想と評価(良いところ、悪いところ)

MURCIÉLAGO -ムルシエラゴ-

MURCIÉLAGO -ムルシエラゴ-

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著者: よしむらかな

連載: ヤングガンガン

ジャンル: ダークヒーローバイオレンス百合

評価: 7.5/10

あらすじ

悪を斃すのに正義は要らない。増え続ける凶悪犯に手を焼いた日本政府が雇ったのは、かつて715人を手にかけた元死刑囚・紅守黒湖。卓越した戦闘技術とタガの外れた残虐性で、法で裁けない猟奇犯を次々と血祭りにあげていく。その監視役は、あどけない見た目のくせに壊れた倫理観を持つ相棒・屠桜ひな子。二人は美女や美少女を巻き込みながら絆を深め、猟奇事件の裏で暗躍する「調香師」や「人形師」の影にじわじわ迫っていく。エロもグロもギャグも百合も、全部を全力で詰め込んだ振り切れっぷり。人間離れした異形との死闘の果てに待つ、黒湖自身の出生と世界の核心!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 倫理観が完全に欠如した主人公の、狂気と魅力が同居する常軌を逸したキャラ造形に惹かれる人
  • 凶悪な犯罪者を絶望のどん底へと叩き落として始末する、ダークヒーロー的な爽快感を味わいたい人
  • 退廃的でエロティックな絵柄が作り出す独特の世界観に、グロテスクな描写ごとどっぷり浸りたい人

向いていない人

  • エロやグロの要素がかなり強烈なため、過激なコンテンツへの耐性がそれほど高くない人
  • 登場人物が増えるにつれそれぞれの目的が入り組んでくると、物語の筋を見失いやすい
  • 暴力による強引な決着よりも、論理がきちんと腑に落ちる謎解きや頭脳戦を期待して読む人

良い感想・レビュー

  1. 容赦ない残酷描写のなかに百合やギャグがぽんと挟まって、その緩急の振り切れっぷりに笑ってしまいました。耽美に寄りすぎず、大人の感性で美しく描ききる筆致に唸ります。
  2. グロもエロも遠慮なく飛んでくるのに、黒湖がべらぼうに強いから読み味は爽快でした。可愛い顔で倫理観の壊れたひな子との、最凶なのに楽しいバディっぷりが好きです。
  3. エロもグロもサイコホラーも肉弾戦も、とにかく全部盛りで説明に困る一作。耐性さえあれば、この全力で詰め込んだごった煮の勢いに飲み込まれて夢中になれました。
  4. 悪を斃すのに正義は要らない、というアンチヒーローの構えがひたすらクール。美麗な絵で暴れる過激なアクションには、他にない疾走感があってダークな世界に引きずり込まれました。
  5. 冷酷でグラマーな黒湖と、無邪気なのに狂気を秘めたひな子。この見た目と中身のギャップが好きで、残酷な場面の合間に挟まるシュールなギャグがたまらなく愛おしい。

悪い感想・レビュー

  1. エロとグロの連打がとにかく強烈で、生理的に無理な人はとことん無理だと思います。軽い百合漫画のつもりで開くと、容赦のない残酷描写に強い不快感を覚えるかもしれません。
  2. 最初はダークヒーローものとして惹かれたのに、巻を追うごとに似た刺激の繰り返しでだれてくるのが残念でした。主人公の動きもワンパターンで、途中から気持ちが乗りません。
  3. 登場する女の子が使い捨てのように酷い目に遭って退場する展開が多くて、しんどかったです。お色気も過剰で必然性が薄く、性的消費に寄った描写に冷めてしまいました。
  4. 終盤はぽっと出のキャラが延々とバトルを続けるせいで、ひどく間延びして感じました。エロとグロで場面を繋いでいるようで、話の芯が見えない停滞感にもやもやします。
  5. 謎解きの気配があったのに、いつしか力押しの超人バトルばかりになり知的な興奮が薄れました。結局は黒湖の無双で片づくので、緊張感の抜けた無双展開にハラハラできません。

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