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trash. の感想と評価(良いところ、悪いところ)

trash.

trash.

著者: D.P山本賢治

連載: 月刊ビッグガンガン/ヤングガンガン

ジャンル: ダークヒーロークライムバイオレンスアクション

評価: 8.3/10

あらすじ

社会の闇に生きる殺し屋たちを描いた群像劇。裏社会で“処理屋”として生きる男女は、依頼をこなす中でそれぞれの過去と業に向き合い、逃れられない暴力の連鎖へと巻き込まれていく。

良い所

  • とにかくアクション描写のキレが凄まじく、銃撃戦や近接戦闘の迫力に毎回圧倒された。
  • 主要キャラ全員が歪んだ過去を抱えていて、単なる殺し屋漫画ではなく人間ドラマとして深みがあった。
  • テンポが良く、一話ごとの引きが強いため止まらずに一気読みしてしまった。
  • 作画が安定していて暴力シーンでも状況が分かりやすく、ストレスなく読めた。
  • 倫理観を突き放した世界観が徹底していて、中途半端な正義を描かない姿勢が刺さった。

悪い所

  • 暴力表現や残酷描写がかなり激しく、耐性がないと読むのが辛いと感じた。
  • 登場人物の多くが救われず、読後感が重く後味の悪さが残った。
  • キャラクターの行動原理が極端で、感情移入しづらい場面もあった。
  • ストーリー展開が力技に感じる部分があり、細かい整合性が気になる箇所があった。
  • 明るい要素がほぼなく、娯楽性より陰鬱さが勝つため好みが大きく分かれる作品だと思った。

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