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最終更新日:

しごにんの侍 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

しごにんの侍

著者: さわむら藤田かくじ

連載: LINEマンガ/ピッコマ

ジャンル: クライム歴史アクションチャンバラ

評価: 8.4/10

あらすじ

戦国後の夜、最強を名乗る四人の剣豪がすべてを賭けて斬り合った。手足が飛び散るほどの死闘の朝、目覚めた彼らの体には見知らぬ他人の腕や足が縫い付けられ、しかも余った一本まで残されていた。その余分な一本は、五子という娘の体となって現れる。本来の手足を取り戻すため、佐々木武蔵四郎たちは不揃いな体を引きずって旅に出る。三刀流、両断中毒、五足疾走。入れ替わった四肢が繰り出す剣戟は、常識では追えない軌道で敵を斬り裂いていく。他人の手足で戦うたび狂う間合いと呼吸、それでも刀を握り続ける意地。己の体を取り戻すため、今日も剣を振るう異形チャンバラ!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 戦国×異形怪物というダークな和風ファンタジーが刺さる人
  • 侍それぞれの信念と過去がぶつかり合う、硬派なアクションを読みたい人
  • 電子書籍に慣れていて、新しい形の作品を気軽に試せる人

向いていない人

  • 紙の単行本として手元に揃えながら読みたい人
  • キャラをじっくり掘り下げてほしいのに早めに退場してしまう展開が苦手な人
  • 設定や世界観の全体像が最初に示されないと物語に入れない人

良い感想・レビュー

  • 「戦国×異形」というダークな世界観が非常に格好良く、引き込まれます!侍たちが自らの流派や信念を武器に、人知を超えた化け物に挑むアクションシーンの躍動感は、電子書籍限定とは思えないほどのクオリティです。
  • 「侍たちのバックボーン」の掘り下げが丁寧で、それぞれの戦う動機に深く共感できます。ワケありの者たちが集い、奇妙な絆を育んでいく過程はまさに王道で、和風ファンタジーとしての重厚な面白さが詰まっています。
  • 藤田かくじ先生の描く、おどろおどろしくも美しい化け物のビジュアルが圧巻です。ただ怖いだけでなく、その造形に込められたこだわりが伝わってきて、ページをめくるたびに視覚的な驚きと満足感を味わえます。
  • 1話ごとの引きが強く、「次は誰が生き残るのか」という緊迫感があります。残酷な描写もありつつ、根底にあるのは「侍としての矜持」。負けると分かっていても立ち向かう彼らの勇姿に、何度も胸が熱くなりました。
  • 電子限定ならではの、自由度の高い演出とスピード感のある連載形式が面白い。既存の少年漫画とは一線を画す、硬派で大人向けのテイストが守られていて、純粋にアクションの熱量を楽しみたい読者にピッタリです。

悪い感想・レビュー

  • 電子書籍限定配信のため、「紙の単行本でコレクションできない」のが非常に残念です。これほど描き込みの細かい作品は、大判の誌面でじっくりと眺めたいと感じる読者も多いはず。入手経路が限られるのが惜しい。
  • 物語の展開が少し急で、「キャラクターの掘り下げが不十分なまま退場してしまう」ことがありました。もっと一人ひとりの過去や成長を時間をかけて見たかったので、少し駆け足気味な進行が気になります。
  • アクションシーンが非常に激しい分、「何が起きているのか把握しづらいコマ」が時折ありました。エフェクトや線の密度が高すぎて、白黒の画面だとバトルの詳細が分かりにくい箇所があったのが、少しストレスです。
  • 異形の設定や世界観の解説が少なく、「なぜ化け物が出現したのか」という核心が見えてくるまでが長いです。もう少し早い段階で、物語の全体像や目的をハッキリさせてほしかったな、というのが正直な感想です。
  • 登場人物の言葉遣いや雰囲気が、「現代的すぎて時代劇としての没入感」を削いでしまう瞬間がありました。和風ファンタジーだとは分かっていますが、もう少し当時の空気感を感じさせる重厚なセリフ回しが欲しかった。

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