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しごにんの侍 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
しごにんの侍
連載: LINEマンガ/ピッコマ
評価: 7.9/10
あらすじ
最強を自負する四人の剣豪が互いに斬り合った夜、目覚めると四肢が他者と接合された異様な姿となった彼ら。異形となった剣豪たちは己の剣技と運命を頼りに、戦国後の混沌とした世界で激烈な戦いを繰り広げていく。物語は次々と現れる曲者達との死闘を描き、戦いの果てに何が待つのかを問うアクション活劇だ。作品は電子配信・単行本化され、最新刊は2025年9月3日に10巻が発売されている。:contentReference[oaicite:0]{index=0}
良い所
- 手足が入れ替わるという斬新な設定にまず驚いたが、斬撃の迫力描写と型破りの戦闘スタイルが読んでいて最高に痺れた。1話から画力の高さと勢いを感じた。
- 斬り合いのテンポが良く、一戦ごとに緊張感とカタルシスがあり、青年漫画らしい醍醐味を味わえる。異形という設定も話に厚みを与えていて飽きない。
- 主要キャラの個性が立っており、それぞれの戦い方や哲学が描き分けられていることで単純なバトル漫画以上の深さを感じた。
- 戦国後の混沌を活劇として表現している点が好みで、人間と剣の生き様が鮮烈に描かれており、読み応えがあった。
- バラバラの身体というホラー的要素をアクションに昇華させる構成が巧みで、日常感のなさがむしろ作品の魅力になっていると強く感じた。
悪い所
- 1巻のレビューにもあったように、発想は面白いがストーリー展開にうまく活かせていないと感じる時があり、着地点が見えにくい印象を受けた。:contentReference[oaicite:1]{index=1}
- 絵柄が荒れた印象を受ける時があり、バトルの勢いに比して画面が追いつかない場面があると感じた。
- 敵キャラや設定が多岐にわたるため、序盤は人物関係を把握するのが難しく、初見では取っつきにくい部分があった。
- 戦闘描写中心のためドラマ性が薄く感じる巻もあり、アクション以外の掘り下げがもう一歩欲しいと感じた。
- 異形設定がユニークな反面、グロテスクな描写が苦手な読者にはつらいシーンが多く、好みが分かれる内容だと感じた。
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