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るろうに剣心―明治剣客浪漫譚・北海道編― の感想と評価(良いところ、悪いところ)

るろうに剣心―明治剣客浪漫譚・北海道編―

るろうに剣心―明治剣客浪漫譚・北海道編―

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著者: 黒碕薫和月伸宏

連載: ジャンプスクエア

ジャンル: 歴史剣劇・時代劇バトル

評価: 7.8/10

あらすじ

前作の戦いから5年、人斬り抜刀斎と呼ばれた緋村剣心は妻の薫や仲間と穏やかな日々を送っていた。ある日見つかった一枚の古い写真が、死んだはずの薫の父・越路郎が北海道の函館で生きていることを告げる。父を探す旅の先に待っていたのは、鎌倉の昔から隠れ住み日本の軍事力を高めようと戦乱を企てる集団「劍客兵器」。剣心は相楽左之助や瀬田宗次郎ら、かつての仲間や宿敵とも手を組み、北の大地を舞台に新たな戦いへ身を投じる。休載を挟みながらも和月伸宏が自ら描く、正真正銘の続編。旧作の熱をそのままに、明治の剣客たちが未来を守るため再び刀を握る北海道編!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 旧作を読んでいて、懐かしいキャラの再登場と変化を楽しみたい人
  • 時代劇ベースに能力バトルが絡む和風アクションが好きな人
  • 史実と架空の剣客ドラマが混ざり合う重厚な物語を楽しめる人

向いていない人

  • 前作を読んでいないままこの続編から入ろうとしている人
  • 月刊連載のゆったりしたテンポより週刊連載の疾走感を好む人
  • 前作と同じ、純粋な剣術同士のぶつかり合いを期待している人

良い感想・レビュー

  • 週刊で夢中になって読んだ世代なので、当時を思わせる演出が挟まるたびに胸が締めつけられました。青春を一緒に過ごした作品の続きをまた追えるなんて、思わず頬がゆるみます。
  • 弥彦が剣心へ逆刃刀を返す場面の構図がとにかく美しくて、しばらく見入ってしまいました。逆刃刀を再び握る理由づけもぎりぎり納得できて、続編としての作り手の丁寧さを感じます。
  • 新選組の切なさと熱さがぐっと胸に迫ってきて、一言では語れない気持ちになりました。永倉新八が現れ宗次郎が仲間に加わる展開に、歴史の生き証人たちの再会でわくわくしっぱなしです。
  • 新しく出てくる登場人物まで歴史好きにはたまらない人選で、前作ファンへの目配りもよく効いています。旧キャラと史実の人物が交わる面白さをたっぷり味わえて、良い続編だと素直に思えました。
  • 元アシスタントの同人的な派生ではなく、和月さん本人が描く正真正銘の続編という一点で信頼できます。敵が使うトリッキーな武器も見ていて楽しく、勝てなかったキャラの奮闘に胸が熱くなりました。

悪い感想・レビュー

  • 序盤はなかなか前作の顔ぶれが出てきてくれず、正直だれてしまいました。新しく入った3人組がどうにも空気のように影が薄く、敵まで一気に出てくるので誰が誰やら覚えきれませんでした。
  • 月刊連載のうえに休載も多くて、新刊の刊行ペースの遅さにはさすがに気持ちが途切れてしまいます。前の巻の中身をすっかり忘れていて、毎回読み返してから追いかける羽目になりました。
  • 嫌いではないのですが、とにかく話がなかなか進まない気がしてもどかしいです。戦いの場面の少なさもあって盛り上がりに欠け、このあたりの停滞感はちょっとしんどく感じました。
  • かつて最強だった剣心がぼろぼろで弱い姿を見せることに戸惑って、少しがっかりしてしまいました。画風の変化と剣心の弱体化が重なり、昔のるろ剣とはずいぶん雰囲気が変わったように感じます。
  • キャラを出すだけ出してなかなか戦わず、人数が多すぎて扱いきれていないという印象です。旧キャラの成長も乏しく、成長した弥彦の見せ場がないのが個人的には一番の心残りでした。

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