レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ドンケツ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
読む前に確認したい相性
向いている人
- クズなのに理屈抜きで惹きつけられる、圧倒的なカリスマを放つ主人公に魅了されたい人
- 迫力ある抗争シーンとブラックユーモアの緩急を、中毒的に楽しめる人
- 勧善懲悪では割り切れない、極道社会の灰色の人間ドラマに深みを感じられる人
向いていない人
- 過激な暴力描写や倫理を逸脱した言動に、どうしても強い拒絶反応を抱いてしまう人
- 真っ当な主人公への共感を求め、理不尽な暴力を痛快とは思えない人
- 抗争の繰り返しを冗長に感じ、現代的な価値観で違和感を覚えやすい人
良い感想・レビュー
- 主人公ロケマサの、クズでありながら圧倒的に惹きつけられるカリスマ性が凄まじい!傍若無人で凶暴、けれど自分の美学を曲げないその突き抜けた生き様に、読んでいる側も理屈抜きで魅了されてしまう魔力があります。
- 凄まじい迫力の抗争シーンと、ブラックユーモアの緩急が絶妙です。命がけの戦いの合間に挟まれる、ロケマサと仲間たちのくだらないやり取りに爆笑させられ、気がつけば作品の持つ独特な熱量の虜になっていました。
- 敵対する組員にもそれぞれの信念がある、「勧善懲悪では語れない灰色の人間ドラマ」に深みがあります。単なる暴力漫画に留まらず、極道社会の非情さと、その中で輝く「侠」のプライドの衝突が熱く描き出されています。
- 「心から兄貴と呼べる存在」のために命を張る男たちの絆に、何度も胸を熱くさせられました。組織の論理よりも個人的な情愛や矜持を優先させる、泥臭くも真っ直ぐな生き様は、まさに現代の武士道を感じさせます。
- 北九州という舞台設定を活かした、「土地の空気感や方言のリアリティ」が作品の個性を際立たせています。たーし先生の描く、脂の乗った力強い筆致と、読み応え抜群のストーリー構成に、中毒的な面白さを感じます。
悪い感想・レビュー
- 過激な暴力描写や倫理観を逸脱した言動が全編にわたるため、読む人を極端に選びます。暴力による解決が肯定される世界観に拒絶反応がある人には、どれだけ評価が高くても、お勧めすることができない「劇薬」です。
- 主人公が「救いようのないクズ」な側面も強いため、「真っ当な主人公への共感」を求めていると、イライラを感じてしまうかもしれません。彼の理不尽な暴力を「痛快」と捉えられるかどうかが、本作の評価の分かれ目。
- 物語が非常に長く、抗争がループしているように感じる時期がありました。新勢力の登場と衝突の繰り返しを「安定感」と見るか「マンネリ」と見るかで評価が分かれ、中だるみを感じて脱落してしまう可能性もあります。
- 女性キャラクターの扱いが非常に限定的で、「男尊女卑的な価値観」が強く滲み出ている箇所があります。時代背景上やむを得ない面もありますが、現代の感覚で読むと不快感や違和感を覚えるシーンも少なくない。
- 勢いとインパクトを重視している分、「物語の整合性や法的なリアリティ」を突き詰めると冷めてしまう瞬間がありました。あくまでファンタジーとしての「極道」を楽しめる人向けの、非常にジャンル特化した作品。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
主人公ロケマサの、クズでありながら圧倒的に惹きつけられるカリスマ性が凄まじい!傍若無人で凶暴、けれど自分の美学を曲げないその突き抜けた生き様に、読んでいる側も理屈抜きで魅了されてしまう魔力があります。
過激な暴力描写や倫理観を逸脱した言動が全編にわたるため、読む人を極端に選びます。暴力による解決が肯定される世界観に拒絶反応がある人には、どれだけ評価が高くても、お勧めすることができない「劇薬」です。
凄まじい迫力の抗争シーンと、ブラックユーモアの緩急が絶妙です。命がけの戦いの合間に挟まれる、ロケマサと仲間たちのくだらないやり取りに爆笑させられ、気がつけば作品の持つ独特な熱量の虜になっていました。
主人公が「救いようのないクズ」な側面も強いため、「真っ当な主人公への共感」を求めていると、イライラを感じてしまうかもしれません。彼の理不尽な暴力を「痛快」と捉えられるかどうかが、本作の評価の分かれ目。
敵対する組員にもそれぞれの信念がある、「勧善懲悪では語れない灰色の人間ドラマ」に深みがあります。単なる暴力漫画に留まらず、極道社会の非情さと、その中で輝く「侠」のプライドの衝突が熱く描き出されています。
物語が非常に長く、抗争がループしているように感じる時期がありました。新勢力の登場と衝突の繰り返しを「安定感」と見るか「マンネリ」と見るかで評価が分かれ、中だるみを感じて脱落してしまう可能性もあります。
「心から兄貴と呼べる存在」のために命を張る男たちの絆に、何度も胸を熱くさせられました。組織の論理よりも個人的な情愛や矜持を優先させる、泥臭くも真っ直ぐな生き様は、まさに現代の武士道を感じさせます。
女性キャラクターの扱いが非常に限定的で、「男尊女卑的な価値観」が強く滲み出ている箇所があります。時代背景上やむを得ない面もありますが、現代の感覚で読むと不快感や違和感を覚えるシーンも少なくない。
北九州という舞台設定を活かした、「土地の空気感や方言のリアリティ」が作品の個性を際立たせています。たーし先生の描く、脂の乗った力強い筆致と、読み応え抜群のストーリー構成に、中毒的な面白さを感じます。
勢いとインパクトを重視している分、「物語の整合性や法的なリアリティ」を突き詰めると冷めてしまう瞬間がありました。あくまでファンタジーとしての「極道」を楽しめる人向けの、非常にジャンル特化した作品。





