レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
軍鶏 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
連載: 漫画アクション/イブニング
評価: 7.9/10
あらすじ
東大合格間違いなしと言われた優等生の少年が、ある日突然、両親を手にかける。親殺しの罪で少年院に送られた彼を待っていたのは、看守や仲間からの容赦ない暴力と迫害。生き延びるため、彼は元テロリストの教官から実戦空手を学び、その牙を研ぎ続ける。出所後は名を変え、金と欲望が渦巻く裏の格闘世界へ身を投じ、光り輝くライバルとの死に物狂いの死闘に挑む。やがて壊れた妹を引き取り、つかの間の平穏に触れながらも、過去の業が男を離さない。強さを求めるほど闇へ堕ちていく生き様、太陽の下では決して輝けない者の哀しさ。カタルシスを拒み続ける、冷酷で救いのないダークピカレスク!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 主人公が悪の側へ堕ちていくダークヒーローものに強く惹かれ、善悪の割り切れなさを楽しめる人
- 太陽の下では決して輝けない男の救いなき生き様を、目を背けずに最後まで見届けたい人
- 格闘の中で人間の暗部を抉る容赦ないバイオレンス描写に、目を背けず深く引き込まれたい人
向いていない人
- 主人公の倫理観の危うさがどうしても受け入れがたく、共感できる相手を求めて読みたい人
- 後半の方向性を見失った展開が気になってしまい、最後まで綺麗にまとまる結末を好む人
- 積み上げてきた熱い戦いがきちんと報われるカタルシスある結末を、何より大切にしたい人
良い感想・レビュー
- 少年院での張り詰めた空気に、最初から引き込まれてしまった。生き延びるために空手を身につけ、じわじわ強くなっていく展開には、這い上がりのカタルシスがあって、読んでいてたまらなかった。
- 元は武闘派でもなかった主人公が、誰も手を出せないほどの強さを得て、少しずつ闇へ堕ちていきます。悪の側へ回りきるダークヒーローのかっこよさに、私はすっかりやられてしまいました。
- とにかく画力に圧倒された。戦いの場面はどこも躍動感にあふれていて、格闘技に興味がない自分でも、自然と引き込まれてしまう。繊細なのに暴力的な絵が、いつまでも忘れられない。
- 相手を二度と立ち上がれないほど叩きのめす強さが、とにかく凄まじい。命を守るためだったはずの空手が、いつしか歯向かう者を潰す牙へ変わっていく。その姿にゾクゾクさせられた。
- 太陽の下では決して輝けない男なのに、なぜか嫌いになれません。ひたすらな反復練習や、路上とリングでの強さの違い。人間の闇を抉る描写に、私はつい深く読み込んでしまいました。
悪い感想・レビュー
- 後半になるほど主人公の倫理観の危うさが度を越していって、とても応援する気になれませんでした。共感しづらい行動ばかり続き、読んでいるだけで暗い気持ちになってしまいます。
- 序盤の、じわじわ強くなっていく面白さが、後半にかけてどんどん薄れていきました。途中から主人公の描かれ方まで変わってしまい、方向性を失った物語の迷走ぶりが、残念でなりません。
- カタルシスに一切着地しない、冷酷な物語でした。特異な作品なのは分かるものの、それにしても救いのない結末は堪えます。今までの熱い戦いは何だったのかと、ただ虚しくなりました。
- 大人の事情でストーリーがブツ切れになり、強さのインフレまでおかしくなっていきました。傑作になり得た作品だと思うだけに、版権トラブルによる失速が、勿体なくてしかたありません。
- 綺麗に終われた場面があったのに、そこから無理に引き延ばして、殺し合いのような展開になっていきました。主人公が誰にも看取られない投げやりな幕引きに、私は裏切られた気持ちになりました。
良い感想・レビュー
- 少年院での張り詰めた空気に、最初から引き込まれてしまった。生き延びるために空手を身につけ、じわじわ強くなっていく展開には、這い上がりのカタルシスがあって、読んでいてたまらなかった。
- 元は武闘派でもなかった主人公が、誰も手を出せないほどの強さを得て、少しずつ闇へ堕ちていきます。悪の側へ回りきるダークヒーローのかっこよさに、私はすっかりやられてしまいました。
- とにかく画力に圧倒された。戦いの場面はどこも躍動感にあふれていて、格闘技に興味がない自分でも、自然と引き込まれてしまう。繊細なのに暴力的な絵が、いつまでも忘れられない。
- 相手を二度と立ち上がれないほど叩きのめす強さが、とにかく凄まじい。命を守るためだったはずの空手が、いつしか歯向かう者を潰す牙へ変わっていく。その姿にゾクゾクさせられた。
- 太陽の下では決して輝けない男なのに、なぜか嫌いになれません。ひたすらな反復練習や、路上とリングでの強さの違い。人間の闇を抉る描写に、私はつい深く読み込んでしまいました。
悪い感想・レビュー
- 後半になるほど主人公の倫理観の危うさが度を越していって、とても応援する気になれませんでした。共感しづらい行動ばかり続き、読んでいるだけで暗い気持ちになってしまいます。
- 序盤の、じわじわ強くなっていく面白さが、後半にかけてどんどん薄れていきました。途中から主人公の描かれ方まで変わってしまい、方向性を失った物語の迷走ぶりが、残念でなりません。
- カタルシスに一切着地しない、冷酷な物語でした。特異な作品なのは分かるものの、それにしても救いのない結末は堪えます。今までの熱い戦いは何だったのかと、ただ虚しくなりました。
- 大人の事情でストーリーがブツ切れになり、強さのインフレまでおかしくなっていきました。傑作になり得た作品だと思うだけに、版権トラブルによる失速が、勿体なくてしかたありません。
- 綺麗に終われた場面があったのに、そこから無理に引き延ばして、殺し合いのような展開になっていきました。主人公が誰にも看取られない投げやりな幕引きに、私は裏切られた気持ちになりました。


