レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
鬼ゴロシ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
鬼ゴロシ
著者: 河部真道
連載: 週刊漫画ゴラク
評価: 7.8/10
あらすじ
1991年、瀬戸内海に面したE県新条市。「この街には鬼が憑く」という言い伝えが残る土地で、元殺し屋の坂田周平は妻と娘を奪われ、自らも頭を撃たれる。警察と司法に妻子殺しの犯人へ仕立てられた坂田は、眠ったまま15年を刑務所で過ごした。目覚めた彼が知ったのは、街を裏から握る仮面集団「奇面組」の存在だった。マサカリを握った男の惨殺劇は、やがて巨大企業も麻薬カルテルも巻き込み、街ごと火の海へ変えていく。死んだはずの娘が生きていた。しかも育てたのは仇のひとりで、抗争は三つ巴へもつれ込む。「俺は鬼でいい」と言い切った男が辿り着く、血まみれの決着!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 流血のむごたらしさに耐えられて、血で血を洗う復讐劇を手加減なしで最後まで浴びていたい人
- 善悪の線が引けない連中ばかり出てきて、我の強すぎる悪党同士がぶつかり合う話を読みたい人
- 個人の恨みから街をまるごと巻き込む戦争へと、話の規模がふくらみ続ける長編をじっくり追いたい人
向いていない人
- むごたらしい流血描写が最後まで途切れない作品だと、読んでいて気分が悪くなってしまう人
- 現代の日本を舞台にした話であれば、警察や裁判の描き方にも理屈がほしいと感じてしまう人
- 争いと関わりのない普通の人たちが大量に巻き込まれる展開に、強い後味の悪さが残ってしまう人
良い感想・レビュー
- 読んでいると頭に血がゴンゴン流れて、心臓が動いては止まる。「死ぬかもしれない」と思わされる漫画なんて久しぶりで、読み手の身体まで殴ってくる熱量にただ感謝しかない!
- 血なまぐさい殺し合いが続くのに、出てくる悪党はどいつも頭が切れる。知恵と暴力が同じ重さでぶつかる面白さがあって、僕はすっかり掴まれてしまった。
- 眠り続けた男が、ある衝撃をきっかけに身体を取り戻す。マサカリ片手に敵のアジトへ殴り込む場面の強烈さときたら、この先が怖くなるほどの壮絶さだ。僕はもう逃げられない。
- 悪人が出てきすぎて、何が悪で何が正なのかわからなくなってくる。善悪の線が溶けていく感覚が私には癖になるけれど、読後感はよくないので元気なときに読んでほしい。
- 出てくる連中はどいつもキャラが立ちすぎ。誰がここまでやれと言ったのかというくらい我と欲が強い。神話の登場人物みたいなやりたい放題が、俺は好きだ。
悪い感想・レビュー
- 眠ったままの男をそのまま起訴する、という出だしで私は引っかかった。現実の司法をなぞる割に筋が通らない設定なので、シリアスに振るほど中二っぽく見えてしまう。
- 敵はボスまで含めて全員が薄っぺらく見えた。格好つけているだけで中身はただのチンピラ。悪党としての品のなさだけが一流という、私にはそこ止まりの連中だった。
- 娘が生きていて、しかも体目当ての犯人の一人に育てられていた。この設定が僕には気持ち悪さが先に立つ因縁の作り方で、シリアスに乗り切れないまま終わってしまう。
- 派手な復讐ものなのに、関係ない人ばかりどんどん死んでいく。主人公は元ヤクザで殺される理由もあるので、復讐が晴らしてくれるはずのすっきり感が私にはあまり来ない。
- 殺し合っている連中以外、街の人への目配りがまるでない。巻き込まれるだけの命の軽さは僕にはきつくて、人によっては吐き気が出るかもしれない。苦手な人はとことん苦手だと思う。
良い感想・レビュー
- 読んでいると頭に血がゴンゴン流れて、心臓が動いては止まる。「死ぬかもしれない」と思わされる漫画なんて久しぶりで、読み手の身体まで殴ってくる熱量にただ感謝しかない!
- 血なまぐさい殺し合いが続くのに、出てくる悪党はどいつも頭が切れる。知恵と暴力が同じ重さでぶつかる面白さがあって、僕はすっかり掴まれてしまった。
- 眠り続けた男が、ある衝撃をきっかけに身体を取り戻す。マサカリ片手に敵のアジトへ殴り込む場面の強烈さときたら、この先が怖くなるほどの壮絶さだ。僕はもう逃げられない。
- 悪人が出てきすぎて、何が悪で何が正なのかわからなくなってくる。善悪の線が溶けていく感覚が私には癖になるけれど、読後感はよくないので元気なときに読んでほしい。
- 出てくる連中はどいつもキャラが立ちすぎ。誰がここまでやれと言ったのかというくらい我と欲が強い。神話の登場人物みたいなやりたい放題が、俺は好きだ。
悪い感想・レビュー
- 眠ったままの男をそのまま起訴する、という出だしで私は引っかかった。現実の司法をなぞる割に筋が通らない設定なので、シリアスに振るほど中二っぽく見えてしまう。
- 敵はボスまで含めて全員が薄っぺらく見えた。格好つけているだけで中身はただのチンピラ。悪党としての品のなさだけが一流という、私にはそこ止まりの連中だった。
- 娘が生きていて、しかも体目当ての犯人の一人に育てられていた。この設定が僕には気持ち悪さが先に立つ因縁の作り方で、シリアスに乗り切れないまま終わってしまう。
- 派手な復讐ものなのに、関係ない人ばかりどんどん死んでいく。主人公は元ヤクザで殺される理由もあるので、復讐が晴らしてくれるはずのすっきり感が私にはあまり来ない。
- 殺し合っている連中以外、街の人への目配りがまるでない。巻き込まれるだけの命の軽さは僕にはきつくて、人によっては吐き気が出るかもしれない。苦手な人はとことん苦手だと思う。









