レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
鬼ゴロシ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
読む前に確認したい相性
向いている人
- 登場人物の脂汗や熱気が画面越しに伝わってくるような圧倒的な画力に引きずり込まれる感覚が好きな人
- 復讐劇と思って読み始めたら、その先に予想を覆す重厚なテーマが待っていた、という読書体験を求める人
- 剥き出しの怒りや悲しみがバトルに直結する情念の激突を、骨太な画面で体感するように読みたい人
向いていない人
- 人体欠損や凄惨な拷問など、目を背けたくなるほどの残酷描写が容赦なく続くことに耐性がない人
- 激しい感情が渦巻くダークな展開に、読み終えた後の精神的な疲労感が大きいと感じてしまう人
- 救いのある展開や明るい読後感を前提に、重量感のある漫画でも最終的に希望を感じたい人
良い感想・レビュー
- ページをめくるたびに、登場人物たちの脂汗や熱気が画面越しに伝わってくるような圧倒的な画力に圧倒されました!ただの復讐劇かと思いきや、物語が進むにつれて町の成り立ちや巨大な陰謀へと繋がっていく構成が本当に見事です。
- 主人公の周平はもちろん、敵対するキャラまでもが「人間としての欲望」を極限まで剥き出しにしているのが凄まじい。善悪を超えた執念のぶつかり合いに、読んでいて心臓がバクバク鳴りっぱなしでした。
- バイオレンス描写が非常に激しいのですが、それが単なる演出ではなく、逃げ場のない狂気に満ちた世界観を構築するのに不可欠な要素になっています。バイオレンス漫画の歴史を塗り替えるような、とんでもない熱量を感じました。
- 一見すると複雑に見える人間関係や勢力争いも、読み進めるうちにパズルのピースがカチリとはまるような快感がありました。後半に向けての盛り上がりと収束のさせ方は、まさに職人技と言えるクオリティです。
- 全16巻を読み終えた後、凄絶な物語を見届けたというズッシリとした達成感と、心地よい疲労感に包まれました。最後までブレることなく、鬼気迫る展開を貫き通したこの作品に出会えて、本当に良かったです。
悪い感想・レビュー
- 人体の欠損や凄惨な拷問など、目を背けたくなるような残酷描写が容赦なく続くため、耐性がない人には絶対におすすめできません。読んでいる最中に、気分が悪くなってしまうほどの毒気がある作品です。
- キャラクターの描き分けが非常に濃いのですが、アクションシーンの動きが激しすぎて戦況が把握しにくい場面がたまにありました。誰がどこでどう動いているのか、何度かページを戻って確認する必要があったのが少し残念。
- 中盤、物語の風呂敷が大きく広がりすぎて、「この伏線は本当に回収されるのか?」と不安になる時期がありました。最終的にはまとまりますが、連載で追っていたら、少し展開の遅さにヤキモキしたかもしれません。
- 登場人物全員が狂っている、あるいは救いようのない人間ばかりなので、感情移入できる「まともなキャラ」を求めている人には向きません。常に最悪の状況が更新されていくため、読んでいて精神的にかなり削られます。
- セリフの回し方や独特の比喩表現が、たまに難解すぎて意図を掴みかねることがありました。世界観に浸るには最高なのですが、気軽にさらっと読める娯楽作品ではないことを、覚悟して読み始める必要があります。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
ページをめくるたびに、登場人物たちの脂汗や熱気が画面越しに伝わってくるような圧倒的な画力に圧倒されました!ただの復讐劇かと思いきや、物語が進むにつれて町の成り立ちや巨大な陰謀へと繋がっていく構成が本当に見事です。
人体の欠損や凄惨な拷問など、目を背けたくなるような残酷描写が容赦なく続くため、耐性がない人には絶対におすすめできません。読んでいる最中に、気分が悪くなってしまうほどの毒気がある作品です。
主人公の周平はもちろん、敵対するキャラまでもが「人間としての欲望」を極限まで剥き出しにしているのが凄まじい。善悪を超えた執念のぶつかり合いに、読んでいて心臓がバクバク鳴りっぱなしでした。
キャラクターの描き分けが非常に濃いのですが、アクションシーンの動きが激しすぎて戦況が把握しにくい場面がたまにありました。誰がどこでどう動いているのか、何度かページを戻って確認する必要があったのが少し残念。
バイオレンス描写が非常に激しいのですが、それが単なる演出ではなく、逃げ場のない狂気に満ちた世界観を構築するのに不可欠な要素になっています。バイオレンス漫画の歴史を塗り替えるような、とんでもない熱量を感じました。
中盤、物語の風呂敷が大きく広がりすぎて、「この伏線は本当に回収されるのか?」と不安になる時期がありました。最終的にはまとまりますが、連載で追っていたら、少し展開の遅さにヤキモキしたかもしれません。
一見すると複雑に見える人間関係や勢力争いも、読み進めるうちにパズルのピースがカチリとはまるような快感がありました。後半に向けての盛り上がりと収束のさせ方は、まさに職人技と言えるクオリティです。
登場人物全員が狂っている、あるいは救いようのない人間ばかりなので、感情移入できる「まともなキャラ」を求めている人には向きません。常に最悪の状況が更新されていくため、読んでいて精神的にかなり削られます。
全16巻を読み終えた後、凄絶な物語を見届けたというズッシリとした達成感と、心地よい疲労感に包まれました。最後までブレることなく、鬼気迫る展開を貫き通したこの作品に出会えて、本当に良かったです。
セリフの回し方や独特の比喩表現が、たまに難解すぎて意図を掴みかねることがありました。世界観に浸るには最高なのですが、気軽にさらっと読める娯楽作品ではないことを、覚悟して読み始める必要があります。





