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ウロボロス―警察ヲ裁クハ我ニアリ― の感想と評価(良いところ、悪いところ)
良い所
- 警察側と裏社会側、二つの視点が同時進行する構成が抜群に面白く、毎巻続きが気になった。
- イクオと竜哉の友情が物語の芯にあって、残酷な展開の中でも胸が熱くなった。
- 社会の闇や警察組織の歪みがリアルに描かれていて、読後に強い余韻が残った。
- 伏線の張り方が非常に丁寧で、終盤に向かって一気に回収される流れは圧巻だった。
- 復讐ものとしてだけでなく、人間ドラマとして完成度が高く、何度も読み返したくなる。
悪い所
- 展開が重く救いのない描写が多く、読むタイミングによっては精神的にきつく感じた。
- 登場人物が多く、序盤は人間関係を把握するまで少し混乱した。
- 警察内部の専門用語や組織構造が複雑で、理解に時間がかかる場面があった。
- 後半は話が大きくなりすぎて、個々の事件の緊張感が薄れたと感じた。
- 全体的に暗いトーンが続くため、爽快感を求める人には合わないと思った。




