レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
マチネとソワレ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
読む前に確認したい相性
向いている人
- 演技に全てを懸ける人間の、狂気じみた熱量に当てられたい人
- 劣等感や執念がむき出しになる、濃密な兄弟ドラマが好きな人
- 現実とIFが交錯する設定を物語の核として楽しめる人
向いていない人
- 純粋に現実の中で芸を磨く王道の上達物語を求めている人
- 終始ハイテンションで劇画的な作風が重たく感じる人
- 後味の良い軽さやリアリティの安定を重視したい人
良い感想・レビュー
- 舞台に立つ瞬間の役者の内面が変貌し、空気が一変する描写が凄まじすぎて、漫画を読んでいるはずなのに劇場で息を呑んでいるような錯覚に陥りました!誠の「静かな狂気」に、私の全身も痺れました。
- 兄への複雑な劣等感と、それを超えようとする執念が剥き出しになる瞬間の熱量が最高です!大須賀めぐみ先生の描く、狂気と純粋さが同居する独特の瞳の表現に、私は一瞬で心を奪われてしまいました。
- パラレルワールドという設定を活かし、「もし兄が生きていたら」という残酷なIFを演技バトルに昇華させる構成の妙に唸りました!物語の随所に散りばめられた演劇への愛に、私も胸が熱くなります。
- 誠の泥臭い努力が実を結ぶ瞬間よりも、「舞台の上でしか生きられない人種の孤独」を描く冷徹な視点にこそ、本作の真の魅力を感じました。読後、自分のアイデンティティまで問い直されるような衝撃でした。
- 脇を固める演者たちの個性も強烈で、「舞台という密室」で繰り広げられる演技という名の殴り合いに、一ページ捲るたびに嫌な汗が出るほどの緊迫感を味わえました!まさに演劇漫画の極北だと思います。
悪い感想・レビュー
- 演劇ものにパラレルワールドというSF要素が混ざっているため、私はもっと純粋に現実世界での演技の上達を描く物語を期待しており、そのファンタジー設定がどうしてもノイズに感じられてしまいました。
- キャラクターの感情の爆発や演出が常にハイテンションで少し劇画的すぎるため、リラックスして読みたい気分の時には、その熱量の高さに当てられてしまい、読み進めるのがしんどいと感じることがありました。
- 誠の「兄を死なせてしまった(という自責)」という重すぎるテーマが物語の根底にあるため、読んでいて精神的にかなり沈んでしまう回があり、もう少し明るい場面も見たかった、というのが私の本音です。
- 大須賀先生の独特なデザインやキャラクターの奇行が、私の中でのリアリティのラインを超えてしまい、物語のシリアスな展開に没入しきれない瞬間があったのが、非常に惜しい点だと感じました。
- 18巻まで読みましたが、パラレルワールドの仕組みや物語のゴールがどこにあるのかがまだ不透明で、少し迷走しているように感じられてしまい、完結までの道のりが長く感じて不安になってしまいました。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
舞台に立つ瞬間の役者の内面が変貌し、空気が一変する描写が凄まじすぎて、漫画を読んでいるはずなのに劇場で息を呑んでいるような錯覚に陥りました!誠の「静かな狂気」に、私の全身も痺れました。
演劇ものにパラレルワールドというSF要素が混ざっているため、私はもっと純粋に現実世界での演技の上達を描く物語を期待しており、そのファンタジー設定がどうしてもノイズに感じられてしまいました。
兄への複雑な劣等感と、それを超えようとする執念が剥き出しになる瞬間の熱量が最高です!大須賀めぐみ先生の描く、狂気と純粋さが同居する独特の瞳の表現に、私は一瞬で心を奪われてしまいました。
キャラクターの感情の爆発や演出が常にハイテンションで少し劇画的すぎるため、リラックスして読みたい気分の時には、その熱量の高さに当てられてしまい、読み進めるのがしんどいと感じることがありました。
パラレルワールドという設定を活かし、「もし兄が生きていたら」という残酷なIFを演技バトルに昇華させる構成の妙に唸りました!物語の随所に散りばめられた演劇への愛に、私も胸が熱くなります。
誠の「兄を死なせてしまった(という自責)」という重すぎるテーマが物語の根底にあるため、読んでいて精神的にかなり沈んでしまう回があり、もう少し明るい場面も見たかった、というのが私の本音です。
誠の泥臭い努力が実を結ぶ瞬間よりも、「舞台の上でしか生きられない人種の孤独」を描く冷徹な視点にこそ、本作の真の魅力を感じました。読後、自分のアイデンティティまで問い直されるような衝撃でした。
大須賀先生の独特なデザインやキャラクターの奇行が、私の中でのリアリティのラインを超えてしまい、物語のシリアスな展開に没入しきれない瞬間があったのが、非常に惜しい点だと感じました。
脇を固める演者たちの個性も強烈で、「舞台という密室」で繰り広げられる演技という名の殴り合いに、一ページ捲るたびに嫌な汗が出るほどの緊迫感を味わえました!まさに演劇漫画の極北だと思います。
18巻まで読みましたが、パラレルワールドの仕組みや物語のゴールがどこにあるのかがまだ不透明で、少し迷走しているように感じられてしまい、完結までの道のりが長く感じて不安になってしまいました。




