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レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

神の雫 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

神の雫

神の雫

著者: 亜樹直オキモト・シュウ

連載: 週刊モーニング

ジャンル: ヒューマンドラマ青年マンガグルメ

評価: 8.8/10

あらすじ

世界的なワイン評論家・神咲豊多香が遺した20億円超のワインコレクション。その遺産を巡り、ビール会社の営業マンだった息子の雫と、養子の天才評論家・遠峰一青が宿命の対決に挑む!父が遺志として示した12本の偉大なワイン「十二使徒」と、その頂点に立つ幻の1本「神の雫」とは何か。ワインの味と香りを美しい風景や音楽、絵画で視覚化する圧倒的な表現力と、知的好奇心を刺激する深い専門知識が読者を魅了する。一口飲めば広がる無限のイマジネーション。究極の1本を求めて世界を駆け巡る、ワインに人生を懸けた男たちの熱きヒューマンドラマ!

良い所

  • ワインの味を美しい風景や音楽で表現する独自の感性に、一瞬で心を奪われました。飲んでいなくても香りが漂ってくるような圧倒的な表現力は、まさに唯一無二。知的好奇心を刺激される最高の漫画です!
  • 専門知識から手頃なワインまで幅広く紹介されていて、ワインの教科書として最高に役立ちます。この作品を読んでから、お店でラベルを見るのが楽しくなりました。知識と物語が絶妙に融合した傑作です。
  • 雫と一青の宿命のバトルが、スポーツ漫画のような熱量で描かれていて最高に面白いです!お互いのプライドと美学を懸けた真剣勝負に、ページをめくる手が止まりません。手に汗握るスリリングな展開に大満足です。
  • オキモト・シュウ先生の緻密で上品な絵柄が、ワインの気品ある世界観に完璧にマッチしています。グラスの中で揺れる液体の質感や、登場人物の優雅な立ち振る舞いに見惚れました。ビジュアルも満点の一冊です。
  • 全くの素人だった雫が、父の遺した謎に挑む中で成長していく姿に何度も感動しました。ワインを通した人間ドラマが非常に深くて、私の人生観まで変えてくれた大切な作品。一生読み返したい不朽の名作です。

悪い所

  • 作品の魅力である比喩表現が、私には少し大げさすぎてリアリティに欠けるように感じてしまいました。絵画や音楽に例えられても、肝心のワインの味が直感的にイメージできず、置いてけぼりになる瞬間がありました。
  • 初心者の雫が天性の感覚だけでプロを圧倒する展開が、どうしてもご都合主義な設定に見えてしまい冷めてしまいました。もう少し地道な修行や苦労を描いてほしかったです。天才すぎて、感情移入が難しかったです。
  • 全44巻というボリュームが凄まじく、十二使徒の探索が続く中で中だるみやマンネリを感じてしまいました。物語の引きは強いのですが、完結までが非常に長いため、途中で読む気力が尽きそうになるのが残念です。
  • 登場するワインがどれも高価で入手困難なものばかりなので、一般人には縁遠い世界の話に見えて寂しかったです。もう少し身近なスーパーなどで買えるワインに焦点を当てたエピソードも、もっと増やして欲しかったです。
  • ワインの歴史や製法に関する説明が非常に長く、文字数が多いページに読む疲れを感じることがありました。情報量が多いのは嬉しいのですが、もう少しサクサクとストーリーを進めてほしかったのが正直な感想です。

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