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異世界のんびり農家 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
良い所
- コミック版ではヒラクのモノローグが多くて、村の発展のプロセスと彼の心情の揺れがすごく伝わってくる。絵と一緒に読むとその“間”も含めて味わい深い。
- のんびりしたスローライフ描写がとても癒される。農業や料理、仲間との交流をゆったり描いてくれて、読んでいて心が落ち着く。
- 万能農具を使って開拓・耕作をする場面がテンポよくて爽快。農作物が育つ様子や村づくりが成長していく楽しさをちゃんと感じられる。
- 登場するキャラクターが多種多様で、種族や性格それぞれがしっかりしているから、誰かしらお気に入りができる。動物や異種族との交流もいい。
- ハーレム要素や大家族的な雰囲気もあって、ほのぼの感とともに温かさがある。現実逃避になりつつ、希望をもらえる作品だと思う。
悪い所
- 物語が淡々としているので、急な展開や山場を求めると物足りなさを感じることがある。
- ハーレム・異種族要素などが増えてきて、キャラが多くなりすぎて一人ひとりの掘り下げが浅くなっている部分があると感じる。
- チート能力である万能農具の存在で“やれば出来る”展開が多く、主人公無双感が強くなる場面で緊張感が薄れることがある。
- 描写がスローライフに特化しているため、戦闘シーンやアクション要素を期待して読むと期待外れになることがある。
- 村の発展や生活の描写は好きだが、物語の起伏が少なく、毎巻似たような日常描写が続くと退屈に感じてしまう時がある。