レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
まもって守護月天! 解封の章 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
まもって守護月天! 解封の章
著者: 桜野みねね
連載: マグコミ/月刊コミックガーデン
評価: 8.5/10
あらすじ
中国から届いた八角形の輪、それを心清き者が覗けば光が差すという。手にした少年の前に現れたのは、月をつかさどり不幸から主を守る精霊シャオだった。あの騒がしくも愛おしい日々から三年、高校生になった太助とシャオは、今も同じ屋根の下で暮らしている。けれど「主」と「仕える精霊」という関係のまま、想いは近づいては離れる一進一退がずっと続く。そこへ試練を課す精霊が降臨し、二人を無理やり引き離しにかかる。人と精霊、決して越えられない壁を前に、それでも寄り添おうとする者たちの選択が動きだす。懐かしさと切なさが同時に胸を締めつける正統続編!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 打ち切りで途切れた名作の正統な続きを、ずっと待ち望んでいたファンとして味わいたい人
- 精霊と人間の少しずつしか縮まらない距離感を、焦れながらも温かく見守り続けられる人
- 明るく賑やかなドタバタと別れの宿命が生む切なさが同居する物語を、じっくり楽しめる人
向いていない人
- 関係がなかなか進展しないじれったい恋愛に、待つより先に退屈を感じてしまいがちな人
- 昔ながらの淡く柔らかい絵柄が大きく変わったことを、受け入れづらいと感じてしまう人
- 終始明るく軽いドタバタのラブコメを求めていて、別れを予感させる重い宿命論が苦手な人
良い感想・レビュー
- 雑誌の都合で打ち切られた名作が、こうして続きを描いてもらえた。もう終わりはないと諦めていたので、あの二人にまた会えた喜びで、いつもは書かないレビューまで書いてしまった。
- シャオの相変わらずの健気さとポケポケした可愛さに、読んでいるあいだずっと頬がゆるむ。太助を守ろうとするひたむきな想いに心を打たれて、二人の幸せをただただ願わずにいられない。
- 懐かしい顔ぶれのやり取りは健在なのに、歳月ぶんの成長がちゃんと滲んでいるのがすごくいい。言葉選びや考え方に一人ひとりの個性が見えて、久しぶりに旧友と再会したような気持ちになった。
- 主役二人だけじゃなく、脇を固める精霊たちがそれぞれいい味を出している。想い人のために動く不器用で器の大きい男の子が切なくて、気づけば主役より夢中で応援してしまった。
- 真面目な会話の横で、考え事をしながらアイスをこぼし、ハンカチでそっと手を拭く。そんなさりげない日常のひとコマの丁寧さが好き。もどかしい距離感すら愛おしくて、温かく見守りたくなる。
悪い感想・レビュー
- 昔のガンガン時代の、淡くて柔らかい絵柄が好きだった身としては、きっちりしたデジタルの絵柄への違和感がどうしても抜けない。どちらの絵も可愛いのだけど、今もあの頃のタッチが恋しくなる。
- 何年も待ってようやく連載が戻ってきたのに、進展しそうで進展しない関係がずっと続いていく。一進一退を繰り返す距離感のじれったさに、嬉しさ半分でこちらまで疲れてしまうのが正直なところ。
- 心の封印のせいだと分かっていても、どうしてそっちを選ぶんだと太助に代わって叫びたくなる。報われない主人公の不憫さが見ていてつらく、何か変化が起きてほしいと祈ってしまう。
- 昔のドタバタした単純なラブコメのノリを期待すると、少し肩透かしを食らう。宿命と向き合うシリアスな時間が増えていて、あの軽やかな空気が薄れたことに寂しさもじんわり感じた。
- この宿命から完全に解き放たない限り、いつか主人公が去ってヒロインが悲しむ未来は変わらない。重い宿命論がどう着地するのか、正直この続編で救いにたどり着けるのか不安が残る。
良い感想・レビュー
- 雑誌の都合で打ち切られた名作が、こうして続きを描いてもらえた。もう終わりはないと諦めていたので、あの二人にまた会えた喜びで、いつもは書かないレビューまで書いてしまった。
- シャオの相変わらずの健気さとポケポケした可愛さに、読んでいるあいだずっと頬がゆるむ。太助を守ろうとするひたむきな想いに心を打たれて、二人の幸せをただただ願わずにいられない。
- 懐かしい顔ぶれのやり取りは健在なのに、歳月ぶんの成長がちゃんと滲んでいるのがすごくいい。言葉選びや考え方に一人ひとりの個性が見えて、久しぶりに旧友と再会したような気持ちになった。
- 主役二人だけじゃなく、脇を固める精霊たちがそれぞれいい味を出している。想い人のために動く不器用で器の大きい男の子が切なくて、気づけば主役より夢中で応援してしまった。
- 真面目な会話の横で、考え事をしながらアイスをこぼし、ハンカチでそっと手を拭く。そんなさりげない日常のひとコマの丁寧さが好き。もどかしい距離感すら愛おしくて、温かく見守りたくなる。
悪い感想・レビュー
- 昔のガンガン時代の、淡くて柔らかい絵柄が好きだった身としては、きっちりしたデジタルの絵柄への違和感がどうしても抜けない。どちらの絵も可愛いのだけど、今もあの頃のタッチが恋しくなる。
- 何年も待ってようやく連載が戻ってきたのに、進展しそうで進展しない関係がずっと続いていく。一進一退を繰り返す距離感のじれったさに、嬉しさ半分でこちらまで疲れてしまうのが正直なところ。
- 心の封印のせいだと分かっていても、どうしてそっちを選ぶんだと太助に代わって叫びたくなる。報われない主人公の不憫さが見ていてつらく、何か変化が起きてほしいと祈ってしまう。
- 昔のドタバタした単純なラブコメのノリを期待すると、少し肩透かしを食らう。宿命と向き合うシリアスな時間が増えていて、あの軽やかな空気が薄れたことに寂しさもじんわり感じた。
- この宿命から完全に解き放たない限り、いつか主人公が去ってヒロインが悲しむ未来は変わらない。重い宿命論がどう着地するのか、正直この続編で救いにたどり着けるのか不安が残る。










