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空挺ドラゴンズ の感想と評価(良いところ、悪いところ)

空挺ドラゴンズ

空挺ドラゴンズ

著者: 桑原太矩

連載: good!アフタヌーン

ジャンル: ファンタジーグルメアクション冒険

評価: 8.8/10

あらすじ

『空挺ドラゴンズ』は、空に棲む巨大生物“龍”を狩る龍捕りたちの生業と日常を描いたファンタジー漫画である。飛行船クィン・ザザ号に乗るミカたちは、危険と隣り合わせの空の旅を続けながら、龍を狩り、解体し、食す。緻密に構築された世界観と迫力ある龍との戦闘、そして狩った命を無駄にしない食文化の描写が重なり、単なる冒険譚に留まらない深みを持った作品となっている。

良い所

  • 空と龍の描写が圧倒的で、ページをめくるたびに世界に引き込まれた。
  • 龍を狩って食べるという設定が斬新で、グルメ描写まで本気なのが面白い。
  • ミカを中心としたクィン・ザザ号の仲間たちが魅力的で、群像劇として完成度が高い。
  • 戦闘シーンだけでなく、航海中の静かな日常描写が物語に深みを与えている。
  • ファンタジー作品でありながら、仕事漫画としてのリアリティも感じられて非常に読み応えがある。

悪い所

  • 専門用語や世界観の説明が少なく、序盤は少し取っつきにくかった。
  • ストーリーの進行が緩やかで、大きな展開を期待すると物足りなく感じる場面がある。
  • キャラクターが多く、名前と役割を把握するまで時間がかかった。
  • 龍との戦闘より日常パートが長い巻では、テンポが遅く感じることがあった。
  • 派手な成長物語を求めると、淡々とした作風が合わない人もいると思った。

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