レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
史上最強の弟子ケンイチ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
史上最強の弟子ケンイチ
著者: 松江名俊
連載: 週刊少年サンデー
評価: 8.8/10
あらすじ
いじめられっ子だった少年が、強くなりたい一心で名だたる格闘家が暮らす道場に飛び込む。空手や中国拳法、ムエタイに武器術、世界の頂点に立つ達人たちが待っていたのは、常識を超えた地獄の修行だった。武術の才能はゼロ。それでも折れない頑丈さと素直さだけを頼りに、少年は不殺を誓う拳を身につけていく。街の不良との小競り合いはやがて、殺しをいとわない裏の武術組織との命がけの戦いへと膨らんでいく。常識外れの師匠たちが弟子に注ぐ不器用な愛と、かつての敵まで肩を並べる熱い仲間の絆。笑いと命がけの戦いが絶妙な緩急で押し寄せる。凡人が凡人のまま最強へ駆け上がる、王道の成長譚!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 才能ではなく地道な努力がゆっくり実を結ぶ瞬間に胸が熱くなる、王道の成長物語が好きな人
- 厳しくも弟子を心から思う、個性豊かな師匠たちとの師弟の絆にじんわり胸を打たれる人
- 空手や中国拳法など、実在する格闘技の理屈や技を知りながら白熱の戦いを楽しみたい人
向いていない人
- 物語が世界規模へ膨らんでいく引き伸ばしに傾くより、テンポよく短くまとまった話を好む人
- バトルのたびに挟まれる過剰なお色気サービス描写が気になって、戦いに集中しづらい人
- 張り巡らされた伏線がすべて回収される丁寧な結末を、駆け足でなくじっくり見届けたい人
良い感想・レビュー
- まっすぐな主人公に元気をもらった。才能ゼロの少年が、血の滲むような修行で少しずつ強くなっていく。勝つ理由がただ教えを信じて守り抜いたことだけという愚直さに、読んでいるこっちまで胸が熱くなった。
- 師匠たちのキャラが立ちすぎている。全員が常識外れの超人なのに、弟子を心から心配して愛している。厳しい修行の裏にある師弟の情が随所ににじんで、ただのバトルものでは終わらない。
- 実在の格闘技を題材にした技の解説がおもしろい。空手も中国拳法もムエタイも、達人が理屈を語りながら戦う。やれば強くなれそうと思わせる修行描写に説得力があって、つい夢中になってしまう。
- ピンチに過去の敵が味方として駆けつける展開が好きだ。かつて刃を交えた相手が肩を並べる少年漫画の黄金パターンに毎回しびれる。群像劇としての完成度も高くて飽きなかった。
- ギャグと命がけのバトルの緩急がちょうどいい。張り詰めた戦いの合間にふと見せる、道場での和気あいあいとした団欒が大好きだった。ここが彼らの帰る場所なんだなと思えて和んだ。
悪い感想・レビュー
- 中盤から話のスケールが大きくなりすぎた。街の不良との小競り合いは面白かったのに、世界規模の陰謀になってからはインフレしすぎた展開についていけず、身近なノリが恋しくなった。
- とにかく巻数が長い。似たような修行と対戦の繰り返しで、正直中だるみを感じる巻がいくつもあった。もう少し要点を絞ってコンパクトにまとめてくれたら、と何度も思う。
- 最終回のたたみ方が駆け足でつらい。決着はついたものの、そこから一気に何年も時間が飛んでしまう。追い続けた読者としては伏線が回収されないままの幕引きにどこか不完全燃焼だった。
- お色気の演出がだんだんやりすぎになる。バトルのたびに女性キャラの服が都合よく破れるワンパターンなサービス描写が、硬派な格闘を期待した身には緊張感をそぐノイズに感じてしまう。
- 主人公が女性を絶対に攻撃しないポリシーを持っている。優しさなのはわかるけれど、命のやり取りの場では足を引っ張るお荷物行動にしか見えない局面が多くて、じれったかった。
良い感想・レビュー
- まっすぐな主人公に元気をもらった。才能ゼロの少年が、血の滲むような修行で少しずつ強くなっていく。勝つ理由がただ教えを信じて守り抜いたことだけという愚直さに、読んでいるこっちまで胸が熱くなった。
- 師匠たちのキャラが立ちすぎている。全員が常識外れの超人なのに、弟子を心から心配して愛している。厳しい修行の裏にある師弟の情が随所ににじんで、ただのバトルものでは終わらない。
- 実在の格闘技を題材にした技の解説がおもしろい。空手も中国拳法もムエタイも、達人が理屈を語りながら戦う。やれば強くなれそうと思わせる修行描写に説得力があって、つい夢中になってしまう。
- ピンチに過去の敵が味方として駆けつける展開が好きだ。かつて刃を交えた相手が肩を並べる少年漫画の黄金パターンに毎回しびれる。群像劇としての完成度も高くて飽きなかった。
- ギャグと命がけのバトルの緩急がちょうどいい。張り詰めた戦いの合間にふと見せる、道場での和気あいあいとした団欒が大好きだった。ここが彼らの帰る場所なんだなと思えて和んだ。
悪い感想・レビュー
- 中盤から話のスケールが大きくなりすぎた。街の不良との小競り合いは面白かったのに、世界規模の陰謀になってからはインフレしすぎた展開についていけず、身近なノリが恋しくなった。
- とにかく巻数が長い。似たような修行と対戦の繰り返しで、正直中だるみを感じる巻がいくつもあった。もう少し要点を絞ってコンパクトにまとめてくれたら、と何度も思う。
- 最終回のたたみ方が駆け足でつらい。決着はついたものの、そこから一気に何年も時間が飛んでしまう。追い続けた読者としては伏線が回収されないままの幕引きにどこか不完全燃焼だった。
- お色気の演出がだんだんやりすぎになる。バトルのたびに女性キャラの服が都合よく破れるワンパターンなサービス描写が、硬派な格闘を期待した身には緊張感をそぐノイズに感じてしまう。
- 主人公が女性を絶対に攻撃しないポリシーを持っている。優しさなのはわかるけれど、命のやり取りの場では足を引っ張るお荷物行動にしか見えない局面が多くて、じれったかった。










