レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ライドンキング の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ライドンキング
完結著者: 馬場康誌
連載: 月刊少年シリウス
評価: 9.1/10
あらすじ
戦闘国家プルジアの終身大統領アレクサンドル・プルチノフ。国を治める重圧のなか、彼の真の欲望は『何か新しいものにまたがること(ライドン)』だった。ある日、テロの爆発により突如として異世界へと転生した彼は、ドラゴンやオーク、ケンタウロスといった未知の魔獣たちが蠢く大地で、己の『騎乗欲』を解放する!馬場康誌の圧倒的に精密な格闘技の技と筋肉描写、そして某大統領を彷彿とさせる最強大統領が、政治力と圧倒的な武力で異世界に新たな『多種族共存国家』を建国していく政治・建国サクセス。現実の世情に翻弄されながらも、2025年秋に全16巻で美しく大団円を迎えたファンタジーの傑作!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 格闘技の実在の技を使った生々しく説得力のある肉弾戦が見たい人
- 圧倒的な武力と政治力で多種族をまとめ国を富ませる建国劇に燃える人
- 強烈な欲望を真顔で爆発させるギャグと熱い王道展開の両立を楽しみたい人
向いていない人
- 主人公が最初から最強ではなく成長や苦戦のスリルを味わいたい人
- ロードムービー的な道中重視で、内政や政治交渉の描写は控えめがいい人
- 繊細で線の細い絵柄が好みで、劇画調の男臭い作画が苦手な人
良い感想・レビュー
- 俺、実在する関節技や合気道、柔道の技をそのまま異世界のモンスターに叩き込む、大統領の生々しく説得力のある肉弾戦にガチでシビれた。馬場先生の描く、筋肉と打撃のエフェクトのキレが凄まじい。
- ただのチート無双じゃない。「大統領としての高い政治力と、多種族を共存させて国を豊かにする建国サクセス」が本当に面白い。ただ暴れるだけじゃなく、民に慕われる真の指導者としての器量に惚れ込む。
- あらゆるものに乗りたい「騎乗欲(ライドン)」のために、最初は不気味だったドラゴンや魔獣を嬉々として手懐けていくプルチノフがまじで爆笑。どんな強敵も「乗り物」にしか見えていない狂気の強さが最高。
- サキやベル、ヤミ、傷ついた多種族の仲間たちと、力を合わせて荒地を開拓し国を豊かにしていくホームドラマとしての温かさが素晴らしい。終盤、彼らと最高の笑顔で迎える大団円には本気で号泣した。
- 実在の某大統領の世情の変化によって、一時は連載中止を心配されたが、2025年秋に全16巻で一切ブレずに美しく完結させてくれたことに感謝しかない。これ以上ない綺麗な、大満足のハッピーエンド。
悪い感想・レビュー
- 主人公のモデルが実在する特定の軍事国家の独裁大統領と酷似しているため、昨今のロシア・ウクライナ情勢のニュースを見ると、ギャグとして素直に笑えなくなってしまい、読むのが辛かったのが正直なところ。
- 中盤から、「国としての政治交渉や外交、魔道具の技術開発」といった説明セリフや内政の会話がかなり多めになる。初期の、いろんなモンスターに片っ端から乗っていくシンプルなロードムービー感が好きだった。
- 主人公のプルチノフが最初から肉体的にも政治的にも強すぎるため、「大統領が本気で苦戦して、絶体絶命になるようなスリル」が足りない。どんな強敵も彼の合気道であっさり決着がつくので、少し大味に感じる。
- 2025年秋の16巻の完結に向けた、魔王との最終決戦や世界のシステムを巡る解決までの展開がかなり早くて駆け足に感じた。もう少し、仲間たちのその後の日常や建国した国の人々をじっくり見たかった。
- 馬場先生の描く、かなり線の太い劇画チックで筋肉質な男性キャラクターたちの濃いめの絵柄が、私には少し男臭すぎて最後まで馴染みきれなかった。もっと今風の、すっきりしたデザインが好みだった。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
俺、実在する関節技や合気道、柔道の技をそのまま異世界のモンスターに叩き込む、大統領の生々しく説得力のある肉弾戦にガチでシビれた。馬場先生の描く、筋肉と打撃のエフェクトのキレが凄まじい。
主人公のモデルが実在する特定の軍事国家の独裁大統領と酷似しているため、昨今のロシア・ウクライナ情勢のニュースを見ると、ギャグとして素直に笑えなくなってしまい、読むのが辛かったのが正直なところ。
ただのチート無双じゃない。「大統領としての高い政治力と、多種族を共存させて国を豊かにする建国サクセス」が本当に面白い。ただ暴れるだけじゃなく、民に慕われる真の指導者としての器量に惚れ込む。
中盤から、「国としての政治交渉や外交、魔道具の技術開発」といった説明セリフや内政の会話がかなり多めになる。初期の、いろんなモンスターに片っ端から乗っていくシンプルなロードムービー感が好きだった。
あらゆるものに乗りたい「騎乗欲(ライドン)」のために、最初は不気味だったドラゴンや魔獣を嬉々として手懐けていくプルチノフがまじで爆笑。どんな強敵も「乗り物」にしか見えていない狂気の強さが最高。
主人公のプルチノフが最初から肉体的にも政治的にも強すぎるため、「大統領が本気で苦戦して、絶体絶命になるようなスリル」が足りない。どんな強敵も彼の合気道であっさり決着がつくので、少し大味に感じる。
サキやベル、ヤミ、傷ついた多種族の仲間たちと、力を合わせて荒地を開拓し国を豊かにしていくホームドラマとしての温かさが素晴らしい。終盤、彼らと最高の笑顔で迎える大団円には本気で号泣した。
2025年秋の16巻の完結に向けた、魔王との最終決戦や世界のシステムを巡る解決までの展開がかなり早くて駆け足に感じた。もう少し、仲間たちのその後の日常や建国した国の人々をじっくり見たかった。
実在の某大統領の世情の変化によって、一時は連載中止を心配されたが、2025年秋に全16巻で一切ブレずに美しく完結させてくれたことに感謝しかない。これ以上ない綺麗な、大満足のハッピーエンド。
馬場先生の描く、かなり線の太い劇画チックで筋肉質な男性キャラクターたちの濃いめの絵柄が、私には少し男臭すぎて最後まで馴染みきれなかった。もっと今風の、すっきりしたデザインが好みだった。





