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最終更新日:

青の祓魔師 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

青の祓魔師

著者: 加藤和恵

連載: ジャンプスクエア

ジャンル: ファンタジーアクション

評価: 8.5/10

あらすじ

魔神(サタン)の落胤として生まれた少年・奥村燐。養父の死をきっかけに、彼はサタンを倒すために祓魔師(エクソシスト)になることを決意する。双子の弟・雪男との葛藤や、正十字学園の仲間たちとの絆。自身の忌まわしき運命に抗いながら、大切なものを守るために戦う。加藤和恵が圧倒的な密度で描き出す、王道にして重厚なダークファンタジーの金字塔がここに!

良い所

  • サタンの息子という過酷な運命を背負いながらも、真っ直ぐに成長していく燐の姿に勇気をもらいました。弟の雪男との複雑な兄弟愛も丁寧に描かれていて、何度も胸が締め付けられます。
  • 加藤和恵先生の圧倒的な画力と、細部まで作り込まれた学園や街並みの世界観が見事です。悪魔のデザインも独創的で、画面の情報量の多さに圧倒されつつも、一瞬で物語に引き込まれました。
  • 仲間たちとの友情やチームワークが描かれるシーンが最高に熱いです。それぞれが弱さを克服して一歩ずつ前へ進む姿に共感し、自分も彼らと一緒に戦っているような感覚で読み進められました。
  • シリアスな展開の中にも、クスッと笑える日常シーンやギャグが絶妙に織り交ぜられていて、キャラクターたちがより身近に感じられます。賑やかな学園生活の様子が本当に愛おしいです。
  • 伏線の張り方と回収が非常に巧妙で、物語のスケールがどんどん広がっていくワクワク感がたまりません。「本当の強さとは何か」を問いかけるメッセージ性もあり、非常に深い名作です。

悪い所

  • 休載が多くて連載のペースが遅いため、前回の内容を忘れてしまうことがよくありました。物語が非常に面白いだけに、もっとスピーディーに続きを読みたいというもどかしさを常に感じています。
  • 中盤以降、ストーリーの展開が非常に複雑で難解になり、一読しただけでは状況が把握しづらくなりました。もっと初期のようなシンプルな勧善懲悪のバトルが見たかったな、というのが本音です。
  • 雪男のキャラクターが時折卑屈すぎて、読んでいて少しイライラしてしまうことがありました。彼の苦悩は分かりますが、もっと燐と素直に向き合ってほしいと歯痒い気持ちになります。
  • 登場人物が非常に多いため、特定のキャラクターの活躍機会が極端に少なくなってしまうのが残念でした。せっかく魅力的な仲間たちが多いので、全員に見せ場を平等に作ってほしかったです。
  • アニメ化の影響なのか、物語の方向性が少し迷走しているように感じる時期がありました。原作独自の重厚なトーンを最後まで貫いてほしかったなと、古参ファンとしては少し寂しく思います。

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