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レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

機動戦士ガンダム THE ORIGIN の感想と評価(良いところ、悪いところ)

機動戦士ガンダム THE ORIGIN

機動戦士ガンダム THE ORIGIN

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著者: 安彦良和富野由悠季矢立肇

連載: ガンダムエース

ジャンル: 青年漫画少年漫画SF・ファンタジーロボット・ミリタリー

評価: 8.4/10

あらすじ

宇宙に浮かぶ人の営みが、ひとりの男の復讐心から静かにきしみはじめる。指導者が暗殺された日、残された兄妹は名を捨てて逃げるしかなかった。やがて弟は仮面をかぶり、姉は戦火のただ中で兄と再会する。少年が父の遺した機体に乗り込んだとき、戦争はもう誰にも止められない速度で転がっていく。戦場で向き合う若者たちは、それぞれの正義を抱えたまま引き返せなくなる。国と国の駆け引きも、兵器が生まれるまでの過程も、逃げずに描き切られる。終盤に近づくほど、遠かった名前たちが血の通った人間に変わっていく。読み終えたあと、あの戦争をようやく最後まで見届けた気になる、人間ドラマの決定版!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • アニメではぼんやりしていた設定が一本の線につながる、答え合わせの快感を味わいたい人
  • 兵器が生まれる事情や陣営どうしの駆け引きまで踏み込む、戦争を大河ドラマとして読みたい
  • 宿敵と呼ばれる男がどう生まれたのか、生い立ちから丁寧に追う物語に心を強く動かされる人

向いていない人

  • アニメ版の印象を大切にしていて、登場人物の言動が細かく変わることにどうしても引っかかる人
  • 国どうしの駆け引きや人間関係より、ロボット同士の戦闘を中心にテンポよくぐいぐい読みたい人
  • 描き込みの多い誌面と長い過去編が続くので、さらっと軽く読み流せる作品を探している人

良い感想・レビュー

  • すごい、の一言でした。漫画なのにアニメーションを見ているようなコマ運びで、こんなに絵の上手い人だったのかと驚きました。アニメでよくわからなかったシーンの意味が、読んでようやく腑に落ちたんです。
  • 試しにフルカラー版を読んだら、モノクロでは味わえない迫力に負けて思わず全巻買ってしまった。色がついたことで生まれる熱は想像以上で、全編アニメになったらこうなるんだろうなと思いながら最後まで読んだ。
  • 大筋は変えずに、これでもかと肉付けに肉付けを重ねた跡が読んでいて伝わってきます。作者がどれだけ元の作品を大事にしているかがわかって、一気に読み終えたあとで涙が溢れました。
  • アニメでは尺の都合で描けなかった兵器の開発事情や、両陣営の駆け引きが細かい。大人になった今の私に効いてくる厚みがあり、歴史大河ドラマとしてじっくり読める。
  • なぜあの男が生まれたのか、生い立ちに焦点が当たっているのが良い。クーデター後の脱出という極限状態がやけに生々しく、追われる側の恐怖がそのまま伝わってくる。

悪い感想・レビュー

  • 作画は文句なしなのですが、アニメ版と比べてキャラクターの言動が細かく変えられています。昔からのファンほど引っかかる改変で、これじゃないという気持ちが最後まで少し残りました。
  • 読みづらくて、子どもの頃に食べた噛みきれない肉みたいだった。名作なのは間違いないけれど、コマ割りの密度にやられてしまい、アニメのテンポに慣れた目には消化不良を起こしそうになる。
  • 過去編がかなり長く尺を取られています。純粋に主人公と機体の戦いを読みたかった私にはテンポが遅く、中盤で切れてしまう集中力をどうにも立て直せませんでした。
  • セリフの配置や手書き文字の多さで、コマが読みにくく感じる場面がありました。紙面に映像を詰め込んだような表現には慣れが必要で、最初のうちは目が滑ってしまったのが正直なところ。
  • 退場していった人たちがあっさり流されたのが心残りだ。アニメの感動的な演出と比べると、先を急ぐ描き方のせいで情緒が薄れてしまった場面があり、もっと取り上げてほしかった。

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