レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
東京卍リベンジャーズ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
東京卍リベンジャーズ
マークダウンで表示著者: 和久井健
連載: 週刊少年マガジン
評価: 9.2/10
あらすじ
かつての恋人を救うため、絶望的な未来を変えるために、最悪の過去へと跳べ。和久井健が描く、タイムリープと暴走族の抗争を融合させた衝撃のサスペンス・アクション。どん底の生活を送るフリーター・タケミチが、死の淵で12年前の中学時代へと逆行。最凶の暴走族「東京卍會」に潜入し、悲劇の連鎖を断ち切るために奮闘する。マイキー、ドラケンといったカリスマ溢れるキャラクターたちとの絆や、先の読めないドラマチックな展開が、瞬く間に読者の心を掴んだ。単なる不良漫画の枠を超え、運命に抗う「執念」を描き切った現代のヒット作。
良い所
- 不良漫画にタイムリープを組み合わせるという設定が斬新で、次がどうなるのか最後までハラハラしながら楽しめました。特に初期から中盤にかけての盛り上がりと絶望感、そこからの逆転劇は本当に見事です。
- マイキーやドラケンといった脇を固めるキャラクターたちが非常に魅力的。一人一人の信念やバックボーンがしっかり描かれているので、どの陣営にも感情移入してしまいます。最近のヤンキー漫画で一番ハマりました。
- 主人公のタケミチが、喧嘩が弱いのに心(根性)だけで強敵に立ち向かっていく姿が本当にかっこいい。情けない姿を見せつつも、守るべきもののために必死になる彼の成長を応援したくなります。
- タイムリープを繰り返すことで少しずつ未来の謎が解けていく構成が秀逸。誰が黒幕なのかを考察する楽しみがあり、ミステリー要素としてもクオリティが高いと感じました。
- 熱い男の友情や、ヒナタとの一途な恋愛模様など、エモーショナルなシーンが多いのが特徴。ファッションやセリフ回しのセンスも良く、若い世代を中心に熱狂的な支持を得るのも納得の内容です。
悪い所
- 序盤のワクワク感に比べると、終盤の展開が少し急ぎ足だったり、一部のキャラクターが迷走しているように感じられる箇所があった。クライマックス周辺での賛否が分かれるのは理解できます。
- 物語後半でどんどん規模が大きくなりすぎて、最初の『ヒナタを救う』という目的の純粋さが少し薄れてしまったように感じられて残念。もう少しコンパクトにまとまっていても良かったかもしれません。
- 喧嘩のシーンがかなり派手ですが、時々『中学生がやるレベルを超えていないか?』というリアリティの欠如が気になって没入できないこともあった。ある程度の割り切りが必要な作品です。
- タイムリープの条件や理屈が少し曖昧な部分があり、ご都合主義的に感じられてしまう場面も。緻密なSF要素を期待すると少し物足りなさを感じるかもしれません。
- 主要キャラクター以外の掘り下げが甘いと感じることがあり、もう少し群像劇としての深みが欲しかった。後半の急展開による設定のインフレについていくのが大変な時もありました。




