レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

黄泉のツガイ の感想と評価(良いところ、悪いところ)

黄泉のツガイ

黄泉のツガイ

著者: 荒川弘

連載: 月刊少年ガンガン

ジャンル: 少年マンガバトルアクションダークファンタジー

評価: 8.8/10

あらすじ

山奥の小さな村で、狩りをしながら静かに暮らす少年・ユル。しかしある日、村は空に浮かぶ謎のヘリコプターから襲撃を受ける。平和な日常は崩れ去り、ユルの前に現れた襲撃者の中には、村の牢で「おつとめ」をしているはずの双子の妹・アサの姿があった。妹が操る異形の化け物「ツガイ」に追い詰められたユルは、村の守り神とされていたツガイ「左右様」と契約を交わし、下界へと逃れ出る。本物のアサはどちらなのか、両親はどこへ消えたのか、そして村に隠された秘密とは。様々な勢力の思惑が絡み合う現代の日本を舞台に、謎の「ツガイ」を使役する能力者たちの壮絶な戦いを描く、荒川弘が贈るダークファンタジーバトル開幕!

良い所

  • ハガレンの荒川先生の新作ということで読みましたが、期待を裏切らない面白さです!シリアスな展開の中にも絶妙なタイミングでギャグが挟まり、重くなりすぎずテンポ良く読めて最高にワクワクしました。
  • 主人公のユルが田舎育ちで世間知らずなのに、肝が据わっていて敵に容赦ないところが本当にかっこいいです。サバイバル能力が高くて、どんなピンチでも冷静に対処していく姿にすっかり惚れ込みました。
  • 左右様をはじめとする「ツガイ」たちのデザインや能力が個性的で魅力的です!バトルシーンの迫力はもちろん、ツガイとの主従関係や絆も描かれていて、アクション漫画としてめちゃくちゃ熱中できます。
  • 双子の妹の謎や村の秘密など、初回から張り巡らされた伏線に一気に引き込まれました。敵か味方か分からないキャラクターが次々と登場して、誰を信じればいいのかハラハラしながら読むのが楽しいです。
  • 村から下界に降りてきて、現代日本の文化にいちいち驚くユルのリアクションに笑ってしまいます。残酷な世界観ですが、キャラクターたちのノリが良くて、謎解きとバトルのバランスが絶妙な大傑作です。

悪い所

  • 人があっさりと死んだり、腕が切り飛ばされたりする残酷な描写が結構あるので、痛々しいシーンが苦手な私には少し読むのがキツかったです。グロテスクな表現に耐性がない人にはおすすめできません。
  • ツガイの設定や能力、そして村や影森家などの各勢力の思惑が複雑に絡み合っているので、少し状況を把握するのに頭を使います。サクサク読みたい時には、設定が多すぎて少し疲れてしまうことがありました。
  • 序盤はとにかく謎だらけで説明不足な部分が多く、物語の世界観や目的が理解できるまで少し時間がかかりました。一気に読めば面白いのでしょうが、最初は置いてけぼり感があって入り込みにくかったです。
  • キャラクターたちの掛け合いは面白いのですが、時々入るギャグのノリが少し古臭く感じてしまい、私自身の笑いのツボとは合いませんでした。シリアスな場面でギャグが入ると少し気が散ってしまいます。
  • 登場人物に裏表があったり、敵か味方か分からないキャラが多すぎたりして、常に疑心暗鬼になりながら読まなければならないのが少しストレスです。もう少し素直にスッキリと楽しめる展開も欲しかったです。

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