レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
お前はまだグンマを知らない の感想と評価(良いところ、悪いところ)
お前はまだグンマを知らない
著者: 井田ヒロト
連載: くらげバンチ
評価: 8.4/10
あらすじ
チバ県から『未開の秘境』と噂されるグンマ県へと転校することになった高校生・神月紀。だが、彼を待ち受けていたのは、独自の起立ルールや『上毛かるた』を巡る命懸けの抗争、そして焼きまんじゅうなど、常識が一切通用しない狂気と郷土愛に満ちた独自のカルチャーだった!トチギ県やイバラキ県といった隣県とのスリリングな最下位争いや、自虐に満ちたお国自慢を、誰もが汗だくで絶叫する凄まじい劇画調のテンションで描き出す。全11巻を読むだけでグンマの恐ろしい真実に平伏したくなること間違いなし。地元民にも全国のご当地ネタ好きにも刺さる、伝説のおバカギャグコメディ!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 特定地域のあるある文化ネタを過剰に大げさなホラー・アクション演出でギャグ化する独特の笑いを楽しめる人
- 他県民でも「ケンミンショー感覚」でご当地の独特な文化をエンタメとして気軽に楽しめる人
- バカバカしい設定を最後まで真剣にふざけ倒す、愛のあるご当地コメディのノリが好きな人
向いていない人
- 同じような過剰演出のギャグが続くとクドくなってきて笑いのツボがズレてしまう人
- 地域特有のマニアックすぎる知識ネタが多いエピソードでは完全に置いてけぼりになりやすい人
- 主人公がひたすら理不尽な目に遭うだけで反撃しない構図に、可哀想で感情移入できなくなる人
良い感想・レビュー
- 俺、グンマ県民にしか分からない「上毛かるた」や独自の起立の号令(注目)を巡る、命がけの全力の抗争ギャグに腹がちぎれるほど笑った。自虐ネタをここまで壮大で知的なバトルに描けるのは本当に天才。
- チバ、トチギ、イバラキといった北関東のライバル県同士の泥沼の最下位争いや、お互いの特産品をディスり合う掛け合いが最高。関東在住の自分には共感しかなく、郷土愛の別の見せ方を教えてくれた傑作。
- 井田ヒロト先生の全員が血眼で白目をむき、汗を飛び散らせながらご当地グルメを語り合う凄まじい劇画タッチの画力に圧倒された。ただの雑学漫画じゃ終わらない、絵の勢いとカロリーの高さがマジでツボる。
- 最終11巻を読んで、初期の「グンマの非常識な日常」から、後半の宇宙規模のバカバトルへとスケールが膨張するカオスな展開の振り切り方に爆笑した。このバカバカしさを全力でやり切る姿勢が本当に気持ちいい。
- 焼きまんじゅうを喉に詰まらせかけたり、「グンマから他県へ一歩でも出ると即死する」といった理不尽極まりない設定が本当に大好き。バカバカしいのに、読めればいつの間にかグンマに行きたくなる唯一無二の本。
悪い感想・レビュー
- 紹介されるネタやジョークがかなり局所的なため、関東や群馬の地理に全く馴染みのない僕にとっては、「何が面白くて何がそんなに恐ろしいのか」が理解しづらかった。完全に読者を選ぶローカルな内輪ネタ。
- 初期の「お国自慢や学校あるある」ののどかなギャグが大好きだったのに、後半から宇宙からの隕石衝突や、巨大化といったSFバトルにストーリーが急激に迷走していったのが残念。完全にネタ切れの引き伸ばし。
- 最終11巻の、「グンマを救うために小惑星の軌道をそらす」という超展開から、夢オチのようなうやむやな決着に、俺は少しモヤモヤした。せっかく10年近く続いたのだから、もっとスッキリ終わって欲しかった。
- 登場人物がみんな「目が笑っていなくて常に怒り狂って叫んでいる顔」ばかりなので、一気に読むと画面が暑苦しすぎて胸焼けした。もう少し普通の、清々しくて可愛いヒロインや穏やかな日常が見たかったのが本音。
- 群馬県の魅力を紹介しているふりをして、「未開の地」や「殺人事件が起きる」などとグンマを野蛮にディスる自虐的なノリが、元群馬県民の私には少し不快だった。ギャグなのは分かっているけど、過激すぎる。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
俺、グンマ県民にしか分からない「上毛かるた」や独自の起立の号令(注目)を巡る、命がけの全力の抗争ギャグに腹がちぎれるほど笑った。自虐ネタをここまで壮大で知的なバトルに描けるのは本当に天才。
紹介されるネタやジョークがかなり局所的なため、関東や群馬の地理に全く馴染みのない僕にとっては、「何が面白くて何がそんなに恐ろしいのか」が理解しづらかった。完全に読者を選ぶローカルな内輪ネタ。
チバ、トチギ、イバラキといった北関東のライバル県同士の泥沼の最下位争いや、お互いの特産品をディスり合う掛け合いが最高。関東在住の自分には共感しかなく、郷土愛の別の見せ方を教えてくれた傑作。
初期の「お国自慢や学校あるある」ののどかなギャグが大好きだったのに、後半から宇宙からの隕石衝突や、巨大化といったSFバトルにストーリーが急激に迷走していったのが残念。完全にネタ切れの引き伸ばし。
井田ヒロト先生の全員が血眼で白目をむき、汗を飛び散らせながらご当地グルメを語り合う凄まじい劇画タッチの画力に圧倒された。ただの雑学漫画じゃ終わらない、絵の勢いとカロリーの高さがマジでツボる。
最終11巻の、「グンマを救うために小惑星の軌道をそらす」という超展開から、夢オチのようなうやむやな決着に、俺は少しモヤモヤした。せっかく10年近く続いたのだから、もっとスッキリ終わって欲しかった。
最終11巻を読んで、初期の「グンマの非常識な日常」から、後半の宇宙規模のバカバトルへとスケールが膨張するカオスな展開の振り切り方に爆笑した。このバカバカしさを全力でやり切る姿勢が本当に気持ちいい。
登場人物がみんな「目が笑っていなくて常に怒り狂って叫んでいる顔」ばかりなので、一気に読むと画面が暑苦しすぎて胸焼けした。もう少し普通の、清々しくて可愛いヒロインや穏やかな日常が見たかったのが本音。
焼きまんじゅうを喉に詰まらせかけたり、「グンマから他県へ一歩でも出ると即死する」といった理不尽極まりない設定が本当に大好き。バカバカしいのに、読めればいつの間にかグンマに行きたくなる唯一無二の本。
群馬県の魅力を紹介しているふりをして、「未開の地」や「殺人事件が起きる」などとグンマを野蛮にディスる自虐的なノリが、元群馬県民の私には少し不快だった。ギャグなのは分かっているけど、過激すぎる。




